58 歳の男性。1週前から両眼の視力低下を自覚し来院した。これまでに医療機関を受診したことはなかったという。喫煙歴は 20 本/日を 26 年間。

血圧 170/90mmHg。血液生化学所見:尿素窒素 23 mg/dL、クレアチニン 1.2 mg/dL、空腹時血糖 160 mg/dL、HbA1c 8.2 % (基準 4.6〜6.2) 、トリグリセリド 190 mg/dL、HDLコレステロール 25 mg/dL、LDLコレステロール 148 mg/dL。視力は右 0.1(0.4×-3.0 D)、左 0.2(0.7×-2.5 D)。眼圧は右 15 mmHg、左 13 mmHg。両眼の眼底写真、蛍光眼底写真、光干渉断層計<OCT>像および光干渉断層血管撮影写真を別に示す。眼底写真では点状・斑状出血、硬性白斑および軟性(綿花様)白斑を両眼に認める。光干渉断層血管撮影写真では毛細血管の減少を両眼に認める。

診断はどれか。

a. 加齢黄斑変性

b. 糖尿病網膜症

c. 網膜細動脈瘤

d. 網膜静脈分枝閉塞症

e. 網膜中心静脈閉塞症

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)