63歳の男性。病院の待合室で倒れているところを医療スタッフが発見した。患者の意識と自発呼吸はなく、頸動脈は触知できなかった。心停止状態と判断し、心肺蘇生を開始した。すぐに心電図モニターを装着し、胸骨圧迫を一時中断してモニター画面を確認すると、心拍数20/分の波形がみられた。このとき、患者の意識はないままで、頸動脈も触知できなかった。
次に行うべき処置はどれか。
a. 気管挿管
b. 胸骨圧迫
c. 電気的除細動
d. アトロピン静注
e. リドカイン静注
63歳の男性。病院の待合室で倒れているところを医療スタッフが発見した。患者の意識と自発呼吸はなく、頸動脈は触知できなかった。心停止状態と判断し、心肺蘇生を開始した。すぐに心電図モニターを装着し、胸骨圧迫を一時中断してモニター画面を確認すると、心拍数20/分の波形がみられた。このとき、患者の意識はないままで、頸動脈も触知できなかった。
次に行うべき処置はどれか。
a. 気管挿管
b. 胸骨圧迫
c. 電気的除細動
d. アトロピン静注
e. リドカイン静注
a 気管挿管も必要であるが優先度は胸骨圧迫と比較し低い
b 正解
c 除細動の適応は心房細動と無脈性心室頻拍のみである。
d 静注する薬剤はアドレナリンである。
e リドカイン静注は心室頻拍等の心室の不整脈に使用する。
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システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan)
(医師/日本橋内科クリニック院長)