問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
2歳の男児。発熱、咳嗽および喘鳴を主訴に母親に連れられて来院した。数日前から鼻汁と咳嗽を認め、今朝から発熱が出現し、息苦しそうであったため受診した。
意識は清明。① 体温37.8℃。② 脈拍120/分、整。③呼吸数48/分。④SpO₂ 98 % (room air)。⑤毛細血管再充満時間1秒。呼気性喘鳴を聴取する。顔色はやや不良で、口唇チアノーゼは認めない。咽頭発赤を認める。胸骨上部と肋間に陥没呼吸を認める。
下線部のうち緊急性が高いことを示唆するのはどれか。
a. ①
b. ②
c. ③
d. ④
e. ⑤
幼児の呼吸数は25回/分が正常値である。
48回/分は明らかに異常。