問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
82歳の女性。肺炎球菌性髄膜炎のため入院中である。意識障害が遷延しているため、経鼻胃管による経管栄養を開始することになった。意識レベルはJCSⅠ-3からⅠ-10で経過している。
体温 36.8 ℃。脈拍 76/分。血圧 120/80 mmHg。呼吸数 12/分。SpO₂ 98 % (room air)。日中はベッド上で、半座位で過ごしている。
経管栄養のための経鼻胃管について誤っているのはどれか。
a. 患者を左側臥位として挿入する。
b. 胃内容物を吸引しpHを確認する。
c. 初回の栄養投与は日中に実施する。
d. 栄養投与前に聴診器で気泡音を確認する。
e. 留置後にエックス線撮影で位置を確認する。
仰臥位でギャッチアップし挿入する。ポリクリを真面目にやっていれば解けます。