ICU 入室から 24 時間以内に注意すべき A さんの症状や徴候はどれか。
1. Kussmaul<クスマウル>呼吸
2. 膝蓋腱反射の低下
3. 企図振戦
4. 瞳孔散大
A さんは脳血管造影で右中大脳動脈に動脈瘤が確認され、脳血管内治療<コイル塞栓術>が実施された。その後、A さんは意識清明で問題なく経過していたが、手術後日から刺激に対する反応が鈍くなり、閉眼していることが多くなった。意識レベルはジャパン・コーマ・スケール<JCS>Ⅱ- 10。左上肢は Barré<バレー>徴候陽性を示した。
A さんに生じていることとして最も考えられるのはどれか。
1. けいれん発作
2. 脳血管攣縮
3. せん妄
4. 再出血
5. 水頭症
手術後 14 日、頭部 CT で右大脳半球に小範囲の脳梗塞が認められた。A さんは、左上肢の挙上はできるが維持が困難であり、左膝の屈曲はできるが左下肢の挙上は困難である。意識は清明であるが、A さんは左片麻痺があるため動こうとしない。
A さんへの看護で最も適切なのはどれか。
1. 日常生活動作<ADL>の自立度をアセスメントする。
2. 歩行訓練のときは杖の使用を勧める。
3. 左上肢の筋力増強運動を指導する。
4. 車椅子への移乗は全介助で行う。