A さん(76 歳、女性)。夫(74 歳)と2人暮らし。6年前にパーキンソン病と診断された。現在、ホーエン・ヤールの重症度分類でステージⅢ、要介護1である。トイレと浴室には手すりが設置されている。レボドパ<L-dopa>を1日3回内服している。最近、足がすくむことが増えたため受診した。A さんは主治医から「薬剤の効果を評価するために、服薬時間や生活の状況を日誌に記録しましょう。2週後にまた受診してください」と説明を受けた。
外来看護師が日誌に記録する内容を A さんに指導することになった。
日誌に記録する内容で最も重要なのはどれか。
1. 食事の量
2. 便の性状
3. 振戦の有無
4. 排尿の回数
A さんと夫は、2週後に日誌を持って受診した。レボドパ<L-dopa>の処方が1日4回に増量されることになり、病状管理と療養指導のため A さんは週1回の訪問看護を利用することになった。薬剤が増量されてから週が経過し、足がすくむことが少なくなった。A さんから「足がすくむようになってから浴槽に入るのをやめていたけれど、入浴しても大丈夫でしょうか」と訪問看護師に相談があった。
A さんに指導する内容で最も適切なのはどれか。
1.「レボドパが効いている時間に入浴しましょう」
2.「通所介護の入浴を利用しましょう」
3.「訪問入浴介護を利用しましょう」
4.「シャワー浴にしましょう」
A さんは「病気になる前は夫と近くの公園を毎日散歩していたけれど、最近は通院以外に外出をしていません。以前のように、夫と近くの公園を散歩したいな」と訪問看護師に話した。
A さんへの提案で最も適切なのはどれか。
1. 歩行器の利用
2. 電動車椅子の利用
3. 住宅内の段差の改修
4. 自宅でのリハビリテーションの実施