A さん(30 歳、初産婦、会社員)は、夫と2人暮らし。妊娠 38 週6日で 3,200 g の

児を正常分娩した。分娩後から母児同室を開始しており、母乳育児を希望している。


産褥日。乳房の緊満はなく、熱感がある。初乳から移行乳へと変化している。A さんの児の抱き方はぎこちなく、乳頭をくわえさせるのに時間がかかっている。産褥1日から2日にかけた 24 時間で、14 回の直接授乳をしている。児の体重は3,060 g で、体重減少率は 4.4 %、排尿は3回/日、排便は2回/日である。A さんは「あまり母乳が出ていないようですが、人工乳を足した方がよいですか」と看護師に相談した。

この時、看護師がアセスメントする項目で最も重要なのはどれか。

1. 直接授乳の回数

2. 母乳の分泌状態

3. 児の体重減少率

4. 児の排泄状況

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産褥3日。A さんの子宮底は臍下3横指、硬度は硬い。悪露は血性少量であった。乳房は左右とも全体的に硬く触れ、熱感と発赤があり痛みを訴えている。乳汁分泌状態は、乳管口は開口数左右5本ずつ、移行乳の分泌を認める。A さんのバイタルサインは体温 37.9 ℃、脈拍 72/分、血圧 108/60 mmHg であった。

A さんの状態として最も考えられるのはどれか。

1. 産褥熱

2. 子宮復古不全

3. 乳腺炎

4. 乳房緊満

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産褥4日。A さんは乳頭を児にうまくくわえさせられず「上手におっぱいがあげられない。退院してからも続けていけるか心配です」と言う。A さんの乳房からは移行乳の分泌がみられる。児の体重は 3,040 g、排尿は5回/日、排便は4回/日である。

A さんへの授乳時のアドバイスとして、適切なのはどれか。2つ選べ。

1. 3時間ごとに授乳させる。

2. 児が前屈姿勢になるように支える。

3. 児が 泣している時に授乳させる。

4. 児の舌の上に乳頭がのるようにくわえさせる。

5. 児が大きく口を開けたタイミングで乳頭をくわえさせる。

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