A さん(19 歳、男性、専門学校生)は、1人暮らし。「皆が自分を嫌っている」と言い、昨年から学校を休学し、アパートに引きこもるようになった。先週、夜中に大声で叫ぶ日が続いたため、アパートの管理人が両親へ連絡をした。連絡の翌日、A さんの両親が訪ねてみると、A さんは「隣の人に嫌がらせを受けている。助けてくれ」と叫び続けたため、両親とともに精神科病院へ行き、その日のうちに任意入院となった。A さんは統合失調症と診断され、抗精神病薬による治療が開始された。

A さんは、入院後 10 日から日中に臥床するようになった。夜間は熟睡している。食事の時間に食堂に遅れてくることが多い。看護師と会話をするようになったが、他の入院患者への被害妄想がある。

この時期の看護師の対応で最も適切なのはどれか。

1. 食事介助をする。

2. 一緒に院内を散歩する。

3. 他の入院患者との交流を促す。

4. 日中に臥床しているときは声かけを控える。

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入院後1か月。A さんは洗面所でボーッとしていることが多くなり、頭痛やT怠感を訴えることが多くなった。

身体所見:身長 170 cm、時の体重 60 kg、17 時の体重 63 kg、体温 36.4 ℃、呼吸数 18/分、脈拍 76/分、血圧 124/70 mmHg。

検査所見:クレアチンキナーゼ<CK>190 IU/L<U/L>、空腹時血糖 102 mg/dL、HbA1c 5.0 %、Na 128 mEq/L、K 3.5 mEq/L、総コレステロール 180 mg/dL、HDL コレステロール 45 mg/dL。

A さんの状況で最も考えられるのはどれか。

1. 水中毒

2. 悪性症候群

3. セロトニン症候群

4. メタボリック症候群

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入院後2か月。A さんは症状も落ち着いてきたため、退院の準備をすることになった。A さんは看護師に「病気はすっかりよくなったのに、ずっと薬を飲まなければならないのか。体がだるく、体力が落ちた気がする。朝から学校へ行けるかどうか心配だ」と話した。

A さんの退院の準備のために行う支援で優先度が高いのはどれか。

1. 服薬心理教育

2. 食事への援助

3. 筋力トレーニングの指導

4. アサーティブトレーニングの指導

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