A さん(81 歳、男性)は、妻(73 歳)と2人暮らし。自宅での ADL は自立し、認知機能に障害はない。

A さんは食欲不振と腹部不快感、微熱を主訴に受診したところ、急性胆囊炎と診断され、その日のうちに入院した。A さんのバイタルサインは、体温 37.3 ℃、呼吸数 22/分、脈拍 90/分、血圧 136/84 mmHg。入院後は絶飲食の指示があり、持続点滴静脈内注射と抗菌薬の投与が開始された。トイレ歩行の許可は出ている。


A さんの病室環境で適切なのはどれか。

1. 座った時に膝関節が 90 度になる高さにベッドを調整する。

2. 点滴スタンドをベッドに固定する。

3. ポータブルトイレを設置する。

4. 離床センサーを設置する。

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入院後日、妻がAさんについて「入院してからよく寝ています。時々ここが病院だとわからないようです。話しかけても気づかず、天井を眺めていることもあるし、しゃべり続けることもあります」と看護師に訴えた。A さんのバイタルサインは、体温 36.9 ℃、呼吸数 20/分、脈拍 88/分、血圧 144/80 mmHg。

A さんの状態で最も考えられるのはどれか。

1. うつ病

2. せん妄

3. ナルコレプシー

4. 急性ストレス反応

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入院後3週、A さんは症状が改善し、退院することになった。A さんは「退院したら孫たちと温泉旅行をして、おいしいものをたくさん食べることが楽しみです。何か気を付けることはありますか」と看護師に話した。

退院時の A さんへの指導で適切なのはどれか。

1. 「上腹部の痛みがあったら受診してください」

2. 「食事内容の制限はありません」

3. 「運動は控えてください」

4. 「入浴しないでください」

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