A さん(80 歳、男性)は、妻(80 歳)と2人暮らし。血管性認知症でパーキンソニズムがみられる。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準ランクⅡb、要介護2。普段は妻がAさんの身の回りの世話をしているが、妻が入院したため短期入所療養介護のサービスを受けることになった。入所時の A さんは歩行開始困難、加速歩行、すくみ足などの歩行障害がみられた。A さんは「最近、家の中でつまずくことが多くなりました」と入所中の施設の看護師に話した。


A さんへの歩行指導で適切なのはどれか。

1. 歩行時の方向転換は素早く行うようにする。

2. 目線を足元に向けて歩くようにする。

3. 足踏みをしてから歩くようにする。

4. 歩行時はすり足で歩くようにする。

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入所初日の夜、A さんはトイレに行った後、入所者 B さんの部屋に入ったという夜勤者からの申し送りがあった。

A さんへの対応で最も適切なのはどれか。

1. A さんの部屋の前に A さんが認識しやすい目印を掲示する。

2. 夜間は時間ごとに A さんを起こしてトイレに誘導する。

3. 夜間は尿器を使用することを A さんに勧める。

4. A さんと B さんの部屋を入れ替える。

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A さんは「もっと歩けるようになりたい。妻の負担にならずに生活できるようになりたい」と話している。

退所後にAさんが利用する介護給付におけるサービスで最も適切なのはどれか。

1. 訪問介護

2. 療養通所介護

3. 通所リハビリテーション

4. 認知症対応型共同生活介護<認知症高齢者グループホーム>

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