A さん(30 歳、初妊婦)は、夫(32 歳、会社員)と2人暮らし。身長は 160 cm、非妊時体重 60 kg である。妊娠 8 週の妊婦健康診査を受診し順調な経過と診断された。嘔吐はないが、時々嘔気があると訴え、対処法について質問があった。
A さんへの説明で適切なのはどれか。
1. 「空腹を避けましょう」
2. 「塩味を濃くしましょう」
3. 「規則正しく3食摂りましょう」
4. 「市販の調理済みの食品は控えましょう」
妊娠初期の嘔気への対処としては、空腹状態を避けることが一つの有効な方法です。空腹時には胃酸が胃を刺激し、それが嘔気を引き起こす可能性があります。そのため、小分けに何度かに分けて食事をとることが推奨されます。
選択肢「1. 「空腹を避けましょう」」がAさんに対して適切なアドバイスです。この方法は、妊娠初期の一般的な嘔気への対処法として広く知られており、多くの妊婦にとって効果的な対策となります。
妊娠 12 週の妊婦健康診査の際、「つわりが少し楽になってきて、ついつい食べてしまいます。あまり太らない方がよいですよね」と話す。
A さんの妊娠期間中の理想体重増加量の範囲について、下限と上限の組合せで正しいのはどれか。
1. 7kg ― 10 kg
2. 7kg ― 12 kg
3. 9kg ― 10 kg
4. 9kg ― 12 kg
A さんは、妊娠 34 週 4日の妊婦健康診査を受けた。A さんの母は祖母の介護をしており、産後の支援を期待できない。妊婦健康診査後、「産後は夫と2人で子育てをしていきます。子育てのために何か利用できる制度はありますか」と相談があった。
産後、A さんの夫が適用となる制度はどれか。
1. 育児休業
2. 育児時間
3. 休日労働の制限
4. 勤務時間の変更
育児休業 - これは、産後の父親も利用できる制度であり、出産後のパートナーを支援するため、または子供との絆を深めるために使用できる休業です。日本では、父親も育児休業を取得することができますが、実際に利用する父親はまだ少数派です。この休業は通常、給与の一部が支給される形で行われます。