問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
66歳の女性。後頸部痛の増強と左上肢のしびれとを主訴に来院した。進行肺腺癌に対して外来で抗癌化学療法を施行している。以前から頸胸椎転移による後頸部痛があり、抗癌化学療法と併行してアセトアミノフェンとオキシコドンによる疼痛治療を受けていた。良好な疼痛緩和が得られていたが、2週間前に後頸部痛の増強 と新たに左上肢のしびれが出現し、睡眠も妨げられるようになったため受診した。 第一胸椎レベルの軟部条件の胸部CTを示す。
対応として適切でないのはどれか。
a. 放射線療法
b. 椎弓切除術
c. オキシコドンの増量
d. リン酸コデインの追加
e. オピオイドローテーション
割れ問題。
リン酸コデインは弱オピオイドなので不適。