82 歳の女性。咽頭痛を主訴に来院した。 3 日前から咽頭痛が出現し、昨日から食事摂取が不良となったため、息子に付き添われて受診した。糖尿病で DPP-4 阻害薬を内服している。喫煙歴と飲酒歴はない。

体温 37.6 ℃。脈拍 92/分、整。血圧 118/76 mmHg。呼吸数 20/分。SpO₂ 97 %(room air)。

血液所見:赤血球 456万、Hb 11.9 g/dL、Ht 36 %、白血球 14,900(好中球 88 %、リンパ球 7 %、単球 5%)、血小板 23 万。血液生化学所見:総蛋白 7.3 g/dL、アルブミン 3.5 g/dL、AST 10 U/L、ALT 8 U/L、 尿素窒素 21 mg/dL、クレアチニン 0.9 mg/dL、Na 135 mEq/L、K 4.2 mEq/L、Cl 98 mEq/L、Ca 9.6 mg/dL。CRP 29 mg/dL。咽頭と喉頭の内視鏡像、頭頸部造影 CT 水平断像及び冠状断像を別に示す。

治療として適切なのはどれか。2 つ選べ。

a. 胃瘻造設

b. 気管切開

c. 水分制限

d. 抗菌薬投与

e. 切開排膿術

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)