50歳の男性。咽頭痛を主訴に来院した。3日前から咽頭痛が出現し、昨日から嚥下痛を認めるようになったため受診した。流涎と含み声とを認める。軽度の呼吸困難はあるが喘鳴はない。
83歳の男性。 3か月前からの左顔面痛を主訴に来院した。痛みが強い時には夜も眠れないという。顔面の発赤、腫脹はない。他の神経症状を認めない。鼻腔と咽頭の内視鏡像及び副鼻腔 CTを別に示す。まず行う対応として適切なのはどれか。
45歳の男性。嗄声を主訴に来院した。2年前から誘因なく嗄声が出現し、咽喉異物感と慢性的な咳が続いている。喫煙歴と飲酒歴はない。喉頭内視鏡写真を別に示す。最も考えられるのはどれか。
72歳の女性。嗄声を主訴に来院した。20年前から声がかれて歌を歌えず、高い声を出せなかった。声質は悪化していないが、2か月前から階段を上る時に息苦しくなることが数回あったため受診した。既往歴に特記すべきことはない。喫煙は40歳から10本/日。飲酒は同時期から週1~2回、缶ビール(350mL)1本。
30歳の女性。咽頭痛と開口障害とを主訴に来院した。5日前から咽頭痛と軽度の発熱があったため自宅近くの医療機関を受診し、抗菌薬と解熱鎮痛薬の内服治療を受けていた。昨日から開口障害と摂食困難とが出現したため受診した。喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。頸部リンパ節と肝・脾とを触知しない。
52歳の男性。咽頭痛と呼吸困難を主訴に深夜の救急外来を受診した。4時間前から強い嚥下痛のため食事が摂れなくなった。2時間前から呼吸困難を自覚するようになった。体温 38.5 ℃。脈拍 96/分、整。血圧 150/90 mmHg。呼吸数 30/分。SpO2 92 %(room air)。喉頭内視鏡像を別に示す。
65歳の男性。徐々に増大する左頸部の腫瘤と嚥下障害を主訴に来院した。左頸部に径 2.5 cm の弾性硬のリンパ節を1個触知する。圧痛を認めない。同部位の刺吸引細胞診で扁平上皮癌と診断された。喫煙は 20 本/日を30年間。飲酒は日本酒4合/日を 45 年間。内視鏡像を別に示す。
42歳の女性。臭いがわかりにくいことを主訴に来院した。半年前から臭いがわかりにくくなり、また両側の鼻閉も出現してきたため受診した。左鼻腔内視鏡写真と副鼻腔CTとを別に示す。この患者で注意すべき合併症はどれか。
53 歳の女性。2日前に発症した嗄声を主訴に来院した。喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。50 歳ごろから高血圧症で内服治療中。身長 156 cm、体重 57 kg。体温36.4 ℃。脈拍 84/分、整。血圧 148/86 mmHg。
45 歳の男性。嗄声を主訴に来院した。2年前から誘因なく嗄声が出現し、咽喉異物感と慢性的な咳が続いているという。喫煙歴と飲酒歴はない。白色光による喉頭内視鏡像及び狭帯域光による喉頭内視鏡像を別に示す。最も考えられるのはどれか。
48 歳の女性。鼻閉を主訴に来院した。数年前から鼻閉と嗅覚低下があり、風邪をひくと悪化した。鎮痛薬で気管支喘息を起こしたことがあった。左鼻腔の内視鏡像を別に示す。右鼻腔も同様の所見である。
82 歳の女性。咽頭痛を主訴に来院した。 3 日前から咽頭痛が出現し、昨日から食事摂取が不良となったため、息子に付き添われて受診した。糖尿病で DPP-4 阻害薬を内服している。喫煙歴と飲酒歴はない。体温 37.6 ℃。脈拍 92/分、整。血圧 118/76 mmHg。 呼吸数 20/分。SpO₂ 97 %(room air)。