問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)
a. 解熱後翌日から登校できる。
b. 2 日以内は異常行動に留意する。
c. 家族と接するときにマスクは必要ない。
d. 口渇がなければ水分摂取の必要はない。
e. 抗ウイルス薬は症状がある期間を 3 日間短縮する。
患者と家族への説明で適切なのは「b. 2 日以内は異常行動に留意する」です。
インフルエンザ感染後、特に小児では、発熱期や解熱直後に異常行動が報告されることがあります。したがって、2日以内は特に注意深く観察することが重要です。
他の選択肢について説明すると:
- **a. 解熱後翌日から登校できる**: インフルエンザでは、解熱後少なくとも2日間は自宅で休養し、登校や外出を避けるべきです。
- **c. 家族と接するときにマスクは必要ない**: インフルエンザは飛沫感染するため、家族と接するときにマスクの着用は重要です。
- **d. 口渇がなければ水分摂取の必要はない**: 発熱や倦怠感がある場合は、口渇を感じていなくても、脱水予防のためにこまめな水分摂取が必要です。
- **e. 抗ウイルス薬は症状がある期間を3日間短縮する**: 抗ウイルス薬は症状の期間を約1〜2日短縮するとされていますが、3日間も短縮するとは限りません。