10 歳の男児。発熱および頭痛を主訴に両親に連れられて来院した。今朝から関節痛と悪寒とを自覚した。午後から頭痛および倦怠感が出現し、体温が 39 ℃台であったため受診した。関節痛および頭痛は持続している。意識は清明。身長158 cm、体重 48 kg。体温 39.2 ℃。脈拍 96/分、整。血圧 128/74 mmHg。呼吸数22/分。SpO₂ 98 %(room air)。項部硬直を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。インフルエンザウイルス迅速抗原検査は陽性であった。

患者と家族への説明で適切なのはどれか。

a. 解熱後翌日から登校できる。

b. 2 日以内は異常行動に留意する。

c. 家族と接するときにマスクは必要ない。

d. 口渇がなければ水分摂取の必要はない。

e. 抗ウイルス薬は症状がある期間を 3 日間短縮する。

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)