43 歳の男性。いびきを主訴に来院した。2 年前から睡眠時のいびきが大きく、時々息が止まると家族に指摘されている。日中の眠気を感じている。身長 172cm、体重 95 kg。血圧 152/110 mmHg。咽頭の視診で軟口蓋しか観察できなかった。
診断に最も有用な検査はどれか。
a. 嚥下機能検査
b. 気管支鏡検査
c. 頭部エックス線撮影
d. 発声機能検査
e. ポリソムノグラフィー
a. 嚥下機能検査
b. 気管支鏡検査
c. 頭部エックス線撮影
d. 発声機能検査
e. ポリソムノグラフィー
診断に最も有用な検査は「e. ポリソムノグラフィー」です。
ポリソムノグラフィーは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断において最も標準的かつ有用な検査です。この検査では、睡眠中の呼吸パターン、酸素飽和度、脳波、心拍数などをモニタリングし、睡眠時無呼吸の有無やその重症度を評価します。
他の選択肢は、いびきや睡眠時無呼吸症候群の診断には直接的に関連しません。
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※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。
システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan)
(医師/日本橋内科クリニック院長)