32 歳の女性( 0 妊 0 産)。無月経を主訴に来院した。初経は 13 歳。月経周期は順調であったが、29 歳から月経不順があり、31 歳から無月経となり産婦人科を受診した。 6 か月前から頭痛を自覚し、 2 か月前から頭痛の頻度と強さが増加した。身長 165 cm、体重 55 kg。体温 36.3 ℃。脈拍 64/分、整。血圧 120/67 mmHg。呼吸数 18/分。乳房は発達している。外性器は女性型で、陰毛・腋毛を認める。血液所見:赤血球 350 万、Hb 12.1 g/dL、Ht 33 %、白血球 3,700、血小板 31 万。血液生化学所見:TSH 2.3 μU/mL(基準 0.2~4.0)、プロラクチン 125 ng/mL(基準 15 以下)、hCG<0.5 IU/L(基準 1.0 以下)。経腟超音波検査で子宮の大きさは正常だが子宮内膜は薄い。卵巣は正常大で、内部に小卵胞を認める。

次に行うべき画像検査はどれか。

a. 腹部 CT

b. FDG-PET

c. 下垂体 MRI

d. マンモグラフィ

e. 甲状腺超音波検査

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)