7 歳の男児。頻回の嘔吐と全身倦怠感を主訴に母親に連れられて来院した。新学期がはじまり、易疲労感を自覚し食欲が低下していた。昨晩に嘔吐し食事を摂取できていない。今朝から頻回の嘔吐があり、元気がなくなったため受診した。 6 歳から今回と同様の経過を数回繰り返し、 1 か月前に入院した病院で原因を精査したが、器質的異常は指摘されていない。意識は清明。顔面蒼白。身長 121 cm、体重 21 kg。体 温 36.3 ℃。脈拍 124/分、整。血 圧 100/68 mm/Hg。呼吸数 30/分。SpO₂ 98 %(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、腸蠕動音は減弱し、皮膚ツルゴールは低下している。尿所見:ケトン体 3 +。

この患者の静脈血ガス分析(room air)の所見はどれか。

a.

b.

c.

d.

e.


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システム設計・解説記入:米澤 昌紘(X : @leknyan
(医師/日本橋内科クリニック院長)