22歳の男性。健診で腎機能低下を指摘され心配になり来院した。母親と叔父が透析治療を受けている。
70歳の男性。腎機能低下のため来院した。20年前から健診で尿蛋白と尿潜血を指摘されている。5年前から腎機能低下を指摘された。2か月前の定期検査で腎機能がさらに低下していたため、腎代替療法の準備を勧められて受診した。55歳時に急性心筋梗塞の既往があり、左室収縮能の低下(左室駆出率35%)がある。アスピリン、アンジオテンシン変換酵素<ACE>阻害薬およびβ遮断薬を内服している。
77歳の男性。食欲不振と腎機能低下のため紹介されて来院した。2週間前から食欲不振が持続している。1か月前の血清クレアチニン値は 1.7 mg/dL であったが、3.0 mg/dL へ上昇したため紹介されて受診した。15 年前から高血圧症、脂質異常症および高尿酸血症のため内服治療中である。10 年前、3年前および1か月前にそれぞれ冠動脈にステント留置術が行われた。
62 歳の女性。蛋白尿と腎機能低下のため来院した。4か月前から肺癌のためシスプラチンを含む薬物療法を受けており、治療開始時の蛋白尿は陰性、血清クレアチニンは 0.8 mg/dL であった。昨日の外来検査で蛋白尿と腎機能低下が認められたため紹介されて受診した。
84歳の男性。腎機能低下を主訴に来院した。10年前から腎機能低下を指摘されて自宅近くの診療所を定期受診していた。1か月前の定期受診で腎機能がさらに低下していたため、腎代替療法の準備を勧められて受診した。55歳から高血圧症に対して内服治療を受けている。65歳時に腎癌のため左腎を摘出し、再発なく経過している。会社員を定年退職後、高齢者向けのパソコン教室の講師を勤めている。
83歳の女性。全身倦怠感を主訴に来院した。高血圧症と骨粗鬆症で自宅近くの診療所に通院し、サイアザイド系利尿薬と経口活性型ビタミン D3 製剤を処方されていた。1か月前から腰痛が出現したため NSAIDs を処方され服用していたが、座位や歩行で 痛が悪化するため、日中も臥床していることが多かった。