77 歳の女性。持続性の上腹部痛を主訴に来院した。3か月前から食欲不振を認め、精査の結果、胃癌とその肝転移であると診断された。抗癌化学療法などの積極的な治療を希望せず、経過観察することとなった。3週間前から上腹部痛が出現し、次第に増強した。外来で非ステロイド性抗炎症薬<NSAIDs>が投与され一時的に疼痛は軽減したが、2日前から再び増悪したため受診した。疼痛コントロール目的でオピオイドの投与を開始することとなった。

対応として適切なのはどれか。

a. 緩下薬を併用する。

b. 持続的皮下投与を行う。

c. NSAIDs の投与を中止する。

d. 悪心が出現した場合は中止する。

e. 神経障害性痛治療薬を併用する。

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)