68歳の男性。発熱、咳嗽および膿性痰を主訴に来院した。5日前から発熱、3日前から咳嗽および膿性痰が出現したため受診した。

意識は清明。体温 39.2 ℃。脈拍 124/分、整。血圧 88/60 mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 93 %(room air)。両側の胸部に coarse crackles を聴取する。

血液所見:白血球 18,800(桿状核好中球 4 %、分葉核好中球 84 %、単球 2 %、リンパ球 10 %)。CRP 19 mg/dL。胸部エックス線写真の正面像、側面像及び喀痰の Gram 染色標本を別に示す。同日、敗血症を疑い血液培養を行った。

現時点の対応として正しいのはどれか。

a. 抗菌薬を投与せず薬剤感受性の結果を待つ。

b. アムホテリシン B の点滴静注を開始する。

c. ゲンタマイシンの点滴静注を開始する。

d. スルバクタム・アンピシリン合剤の点滴静注を開始する。

e. レボフロキサシンの点滴静注を開始する。

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)