日齢0の女児。妊娠初期の妊婦健康診査で妊娠確定後、妊婦健康診査を受診していなかった。陣痛が発来したため前医を受診し、低出生体重のため救急車で搬入された。在胎39週1日、体重 2,010 g、Apgarスコアは 7点 (1分)、8点 (5分) で出生した。

体温36.7℃。心拍数120/分。血圧 60/35 mmHg。呼吸数 40/分。SpO₂ 100% (room air)。活気不良、啼泣は弱い。第二肋間胸骨左縁にLevine 2/6の連続性雑音を認めた。

血液所見: Hb 18.7 g/dL、白血球 10,800、血小板 7.9万、lgM 350 mg/dL (基準 0~20)であった。妊娠初期に母親は微熱と発疹を認めたが医療機関は受診しなかったという。

母親が妊娠中に罹患した可能性が高い疾患はどれか。2つ選べ。

a. 水痘

b. 梅毒

c. 風疹

d. 伝染性紅斑

e. A群β溶連菌感染症

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問題解説・システム開発 : 内科医 米澤昌紘(れく)