ワルファリンについて正しいのはどれか。
72歳の女性。動悸を主訴に来院した。5年前に大動脈弁狭窄症に対して機械弁による大動脈弁置換術を受けており、定期的に受診し、ワルファリンを内服している。これまでの受診時の心電図検査では洞調律であったが、来院時の心電図は心拍数 104/分の心房細動であった。
68歳の女性。左下腿の腫脹を主訴に来院した。3日前に転倒し左下腿を打撲した。徐々に腫脹が強くなり、心配になって受診した。脂質異常症、高血圧症、糖尿病および心房細動で内服治療中である。現在服用中の薬剤は、スタチン、カルシウム拮抗薬、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬、ビグアナイド薬およびワルファリンである。左下腿後面の写真を示す。この病変に関係しているのはどれか。
53歳の男性。心房細動に対するアブレーション治療を目的として入院した。40歳時に僧帽弁狭窄症に対しての機械弁置換術が行われワルファリンが開始となった。48歳時から高血圧症、糖尿病に対して薬物療法が行われている。5か月前に突然動悸を自覚し、定期的に通院している診療所で心房細動と診断された。その後も月に数回、3~5日程度持続する動悸発作が出現した。
82歳の女性。転倒し救急車で搬入された。現病歴:廊下で倒れているところを家族が発見し、救急車を要請した。半年前から階段昇降時の息切れを自覚していた。
62歳の男性。血便を主訴に来院した。現病歴:本日夕食後に多量の暗赤色の便が出現し、ふらつきを自覚したため救急外来を受診した。特に腹痛や下痢を自覚していない。既往歴:30 年前から高血圧症と糖尿病で内服治療中。10 年前から心房細動に対してワルファリンを処方されている。最近、処方薬の増量や変更はない。
76歳の女性。発熱と心窩部痛を主訴に来院した。半年前に膜性腎症によるネフローゼ症候群を発症し、深部静脈血栓症を伴っていたため、副腎皮質ステロイド薬と抗凝固薬 (ワルファリン) の内服を継続していた。昨日から38℃台の発熱と心窩部痛が出現し、食欲も低下したため受診した。