Aさん(94 歳、男性)は、要介護1で、妻(84 歳)と2人暮らしであった。肺炎で入院治療していたが本日退院し、介護老人保健施設に初めて入所した。現在の障害高齢者の日常生活自立度判定基準はランク B-2、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準 はランクⅡa である。食欲は良好で、食事の姿勢や動作は自立している。部分義歯で不具合はなく、口腔内の異常はない。


入所時の身長 170 cm、体重 50 kg。1か月間で体重が3kg 減少した。血液検査データは、血清アルブミン 3.2 g/dL、CRP 0.1 mg/dL。反復唾液嚥下テストは 30秒間で4回である。

Aさんの状態のアセスメントで適切なのはどれか。

1. 流動食が必要である。

2. 炎症反応が続いている。

3. 認知症による摂食行動の問題がある。

4. タンパク質・エネルギー低栄養状態<PEM>である。

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介護老人保健施設の看護師は、入所時にAさんと妻と面談をした。このときの面談内容で適切なのはどれか。

1. 自宅の改修を提案する。

2. ベッド上安静の必要性を説明する。

3. 急変時の救急搬送の希望を確認する。

4. 通所リハビリテーションの利用を提案する。

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入所後3日。Aさんは「家では朝起きてすぐに歯磨きをして、口の中をすっきりさせて1日が始まった。ここでは、歯磨きは食後に介助すると言われたが、私は嫌だ」と言い、不満な様子である。Aさんはベッドから車椅子への移乗に介助が必要であるが、歯ブラシとコップとを用いて自分で歯磨きができる。

このときのAさんへの対応で最も適切なのはどれか。

1. 朝食前の歯磨きは効果がないと説明する。

2. 朝食前の歯磨きの習慣を変更するように勧める。

3. 朝食前の歯磨きの援助方法をAさんと相談する。

4. 朝食前は職員が少ないので対応できないと謝罪する。

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