Aさん(20 歳、女性、大学生)は、最近、同じ大学に所属するパートナー(21 歳、男性)との性交後に白色帯下が増えた。外陰部に腫瘤はみられず搔痒感や痛みはないが、時々、下腹部に痛みがあった。Aさんは性感染症<STD>を疑い、1人で産婦人科クリニックを受診した。診察時の体温 36.8 ℃、脈拍 62/分であった。
Aさんの状態に最もあてはまる性感染症<STD>はどれか。
1. 性器ヘルペス
2. 尖圭コンジローマ
3. 腟トリコモナス症
4. 性器クラミジア感染症
Aさんは「彼とは交際を続けたいので、性感染症<STD>のことは黙っていてもよいですか。今日、相談に来たことも彼には話していません」と看護師に話した。
Aさんに対する看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1.パートナーには話さなくてもよいと伝える。
2.パートナーに来院を促す電話をすると伝える。
3.Aさんが通う大学の保健センターの看護師に相談するよう勧める。
4.性感染症<STD>に罹患したことをAさんからパートナーに伝えるよう勧める。
Aさんは医師から「パートナーにも感染の可能性があるので性交渉をしないように」と説明を受けた。Aさんは看護師に「パートナーとはいつから性交渉をしてもよいですか」と相談した。
1.処方された内服薬をAさんが飲み終えた後
2.Aさんの性感染症<STD>の症状がなくなった後
3.パートナーが性感染症<STD>の検査を受けた後
4.Aさんとパートナーの性感染症<STD>の治癒が確認された後