Aさん(42 歳、女性)は、年前に筋萎縮性側索硬化症の確定診断を受けた。夫(50 歳)と長女(16 歳)と自宅で過ごしている。Aさんは「なるべく口から食べるようにしたい」と話し、食事と併せて胃瘻から栄養剤の注入を行っている。要介護の認定を受け、訪問看護および訪問介護を利用している。食事の介助を行う夫から、訪問看護師に「介助の方法が良くないのか、妻はうまく飲み込めていません」と相談の電話があった。


夫に対する訪問看護師の対応として最も適切なのはどれか。

1. 「食事の介助に時間をかけましょう」

2. 「胃瘻からの栄養量を増やしましょう」

3. 「介助方法に問題があるかもしれません」

4. 「嚥下食の宅配サービスを頼んでみましょう」

5. 「飲み込みの状態に応じた食事を一緒に考えましょう」

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6か月後、Aさんは呼吸障害と嚥下障害とが進行し、気管切開による人工呼吸療法を開始するために入院した。

退院に向けて病棟看護師が行う家族への気管内吸引の説明として最も適切なのは どれか。

1. 夜間に定期的な吸引を行う。

2. 就寝前に体位ドレナージを行う。

3. 気道内圧が低下したら吸引する。

4. 吸引時は気管カニューレのカフ圧を上げる。

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Aさんは要介護5に区分が変更され、自宅で療養通所介護を利用することになった。退院後1か月、Aさんは療養通所介護の看護師に「ゆっくりお風呂に入ってみたい」と文字盤を使って話した。入浴を開始するにあたり、看護師と介護職員との間でカンファレンスを行うことになった。

検討する内容として優先順位が高いのはどれか。

1. 夫の介護負担

2. 座位の保持能力

3. 緊急時の対応方法

4. 入浴後の人工呼吸器の回路交換の方法

5. 入浴時の関節可動域<ROM>訓練の実施

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