心電図と同期させた頸静脈波の模式図を示す。矢印で示す波が消失するのはどれか。
左不全片麻痺で受診した 62 歳の男性で、症状の原因として心臓または大血管の疾患を疑わせる病歴はどれか。2つ選べ。
72歳の女性。動悸を主訴に来院した。5年前に大動脈弁狭窄症に対して機械弁による大動脈弁置換術を受けており、定期的に受診し、ワルファリンを内服している。これまでの受診時の心電図検査では洞調律であったが、来院時の心電図は心拍数 104/分の心房細動であった。意識 は清明。脈拍 96/分、不整。血圧 120/76…
80歳の女性。右利き。突然、会話ができなくなったため、家族に連れられて来院した。本日午前8時、朝食中に突然話している言葉が異常になり、内容を家族が理解できなくなった。問いかけには返答せず、しきりに何かを訴えていたという。手足の動きはいつもと変わりなく、歩くことも可能であったが、言葉が改善しないため受診した。意識は清明。身長150cm、体重41kg。体温36.7℃。脈拍104/分、不整。血圧…
64歳の女性。右腰痛を主訴に来院した。2、3か月前から階段歩行時に動悸を自覚するようになった。今朝、特に誘因なく突然に右腰痛を自覚し、持続するため受診した。症状は体動で変化しない。来院時、意識は清明。体温36.7 ℃。脈拍92/分、不整。血圧138/84mmHg。呼吸数16/分。SpO2 96%(room…
82 歳の男性。右下肢のしびれと痛みのため救急車で搬入された。本日、夕方にテレビを見ていたときに突然右下肢のしびれと痛みを感じた。しばらく様子をみていたが徐々に痛みが増悪し、3時間経過しても改善しないため救急車を要請した。意識は清明。体温 36.4 ℃。心拍数 98/分、不整。血圧 160/96 mmHg。呼吸数14/分。SpO₂ 99…
74歳の男性。左前腕の痛みとしびれを主訴に釆院した。夕食中に突然、左前腕の痛みとしぴれ感が出現して持続するために救急外米を受診した。健康診断で心房細動を指摘されたが、医療機関を受診していなかった。来院時の意識は清明で。脈拍104/分、不整。心尖部領域にLevine2/6の拡張期雑音を聴取する。右上肢で測定した血圧は130/86mmHg。左上肢は前腕から手指にかけて蒼白であり、橈骨動脈の拍動は微弱で…
57歳の男性。ふらつきを主訴に来院した。2週間前に発作性心房細動に対し、ジソピラミドの投与を開始された。治療開始後、動悸発作の頻度は減少したが、ふらつきを時々感じたため昨日受診し、Holter 心電図を装着した。本日、結果を解析した検査室から異常所見の報告が担当医に入り、担当医は患者に連絡し、受診を促し患者が来院した。意識は清明。脈拍 76/分、不整。血圧 112/62 mmHg。呼吸数…
75 歳の女性。健康診断で心房細動を指摘され来院した。3か月前に受けた健康診断で心拍数 96/分の心房細動を指摘され受診した。動悸やふらつきなどの自覚症状はない。既往歴として4年前に高血圧症の指摘があり、現在、食事療法を行っている。家族歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長 165 cm、体重 59 kg。体温 36.2 ℃。脈拍 92/分、不整。血圧 132/88 mmHg。呼吸数…
49歳の男性。動悸と息苦しさを主訴に来院した。現病歴 : 今朝、朝食時に強い動悸を自覚し、息苦しさを伴っていた。自分で脈を触れたところ脈のリズムは不整で、脈拍数は 112〜124/分であったという。動悸や息苦しさは2時間程度持続したが症状は徐々に改善し、来院時には消失していた。
68歳の女性。意識障害と右上下肢の麻痺のため救急車で搬入された。現病歴:3年前から高血圧症と心房細動に対して降圧薬と抗凝固薬との内服治療を受けていた。夕方、夫との買い物の途中で右手に力が入らなくなり、右足の動きも悪くなった。帰宅後、玄関先に倒れ込んでしまい意識もはっきりしない様子であったため、夫が救急車を要請した。
60歳の男性。動悸を主訴に来院した。以前から時々脈が欠けるのを自覚していたが、症状が強くないので様子をみていた。2日前に熱めの湯船につかったところ、いつもとは違う持続する動悸を自覚した。動悸は突然始まり、脈を確認すると規則的ではなくバラバラに乱れて速く打つ感じだったという。洗い場の座椅子で休んでいたところ、約2分で症状は改善した。めまいや冷汗、眼前暗黒感などの症状は伴わなかった。このような症状は初…
76歳の男性。58歳時に心不全症状のため心房中隔欠損孔閉鎖術を受けた。現在の心電図を別に示す。認められる所見はどれか。