47歳の女性。下顎右側第一大臼歯のクラウン辺縁の変色を主訴として来院した。 検査の結果、6⏋の再支台築造とクラウンの再製作、および 7⏋近心隣接面の齲蝕に対するコンポジットレジン修復を行うこととした。初診時のエックス線写真と築造体除去時の口腔内写真を示す。6⏋の補綴治療過程を図に示す。コンポジットレジン修復を行う時期はどれか。1つ選べ。
57歳の男性。左側の鼻漏と上顎左側第一大臼歯の咬合時の違和感を主訴として 来院した。1か月前に気付いたが、変化はないという。⎿6は周囲歯肉に発赤と腫脹はみられないが、軽度の打診痛があり、歯髄電気診で生活反応はなかった。初診時のエックス線写真及びCTを示す。抗菌薬の投与とともにまず行うべき処置はどれか。1つ選べ。
15歳の女子。上下顎前歯部の審美性の改善を希望して来院した。Arch length discrepancyは-3mmで、anterior ratioは82%(標準値78%)である。上下顎にマルチブラケット装置を用いて矯正治療を行うこととした。初診時の顔面写真、口腔内写真及びエックス線写真を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。適切な治療方針はどれか。2つ選べ。
5歳の女児。下顎左側臼歯部の疼痛を主訴として来院した。下顎左側第一乳臼歯以外のすべての乳歯に重度の齲蝕は認められない。診断の結果、⎾Dを抜歯することとした。初診時の口腔内写真とエックス線写真を示す。抜歯後に用いる装置として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
67歳の男性。下顎右側第一大臼歯の激痛を主訴として来院した。疼痛は1週前から続いているという。抜髄を行うこととした。術中の口腔内写真を示す。次に行う処置はどれか。1つ選べ。
10歳の男児。下顎左側第二小臼歯の咬合痛を主訴として来院した。1か月前から同部に違和感を自覚していたが1週前から食事の際に咬合痛があるという。⎾5の動揺度は1度、自発痛はないが打診痛がある。初診時の口腔内写真とエックス線写真を示す。適切な対応はどれか。1つ選べ。
75歳の男性。下顎左側歯肉の異常を主訴として来院した。1か月前から左側下唇に軽度の知覚鈍麻を自覚するようになったという。既往歴として骨粗鬆症、糖尿病および高血圧症がある。初診時の口腔内写真、エックス線写真、CT及び生検時のH-E染色病理組織像を示す。診断はどれか。1つ選べ。
54歳の男性。上顎右側中切歯の審美不良を主訴として来院した。1⏌は約30年前に修復処置を受けたが、最近になって色調が気になってきたという。自発痛と誘発痛はない。初診時の口腔内写真とエックス線写真を別に示す。1⏌に対する適切な処置はどれか。1つ選べ。
8歳の男児。咬み合わせの違和感を主訴として来院した。初診時の切端咬合位と咬頭嵌合位の口腔内写真を示す。下顎中切歯に生じやすいのはどれか。2つ選べ。
35歳の男性。口腔内の疼痛のため摂食困難を訴えて来院した。白血病のため造血幹細胞移植を受けたが、術後半年ころから同様の症状が繰り返されるようになったという。初診時の口腔内写真を示す。症状の主な原因となるのはどれか。1つ選べ。
5歳の女児。上顎右側乳中切歯の外傷を主訴として来院した。昨日、転倒し、A⏌を打撲したが、自発痛が軽度であったため、そのままにしていたという。A⏌の動揺度は度で打診痛を認める。初診時の口腔内写真とエックス線写真を示す。適切な対応はどれか。1つ選べ。
22歳の女性。口唇の突出感を主訴として来院した。Arch length discrepancyは-1mm である。初診時の顔面写真と口腔内写真を示す。セファロ分析の結果とTweedの三角を図に示す。ただし、FMIAの基準値は57度とする。エッジワイズ装置と併用するのはどれか。2つ選べ。
9歳の女児。咬み合わせが悪いことを主訴として来院した。大動脈二尖弁があるという。性腺の未発達と翼状頸を示し、精神発達遅滞は認められない。身長は同年齢の女児の標準値より13cm低かった。初診時の口腔内写真を示す。疑われる疾患はどれか。1つ選べ。
28歳の女性。上顎左側第二小臼歯の歯肉腫脹を主訴として来院した。5年前に治療を受けたが、3か月前から歯肉が腫れてきたという。垂直打診で鈍痛がみられる。慢性化膿性根尖性歯周炎と診断した。瘻孔からガッタパーチャポイントを挿入した口腔内写真とエックス線写真を示す。 原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
74歳の男性。摂食・嚥下リハビリテーションを目的に紹介受診した。舌癌の診断で舌半側切除術、左下顎区域切除術、頸部郭清術および皮弁と再建プレートによる再建術を受けたという。嚥下造影検査で検査食の梨状窩への残留を認めた。実施した摂食・嚥下機能訓練時の写真を示す。この訓練の目的はどれか。1つ選べ。
52歳の女性。下顎左側臼歯部の違和感を主訴として来院した。慢性歯周炎の診断のもと歯周基本治療を行った。初診時の口腔内写真とエックス線写真を示す。再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。次に下顎左側第一大臼歯に行う処置として適切なのはどれか。1つ選べ。
72歳の男性。上下顎全部床義歯の製作を希望して来院した。全部床義歯製作中の検査結果の写真を示す。検査後、矢印で示す位置における顎 間関係記録を採得した。顎間関係記録採得時の写真を示す。この記録を用いて咬合器上で調節するのはどれか。1つ選べ。
4歳の男児。臼歯部交叉咬合を認めたため治療を行うこととした。矯正装置装着時の口腔内写真を示す。保護者に説明しておくべきなのはどれか。すべて選べ。
6歳の女児。下顎右側第一大臼歯が萌出してきたため来院した。検査の結果、下顎に装着した装置を変更することとした。来院時の口腔内写真とエックス線写真を示す。使用するのはどれか。1つ選べ。
4歳の女児。下顎右側第一乳臼歯の咬合時の違和感を主訴として来院した。冷刺激に一過性に反応するが、自発痛は認められない。歯髄電気診で生活反応を示した。初診時の口腔内写真とエックス線写真を示す。適切な対応はどれか。1つ選べ。
65歳の男性。上顎左側の前装冠破折による審美不良を主訴として来院した。上 顎左側犬歯と第一小臼歯の前装冠を再製作することとした。製作中の補綴装置の写真と試適時の口腔内写真を示す。写真で示す治療過程まで問題なく経過した。 歯科技工士に伝達する内容として適切なのはどれか。2つ選べ。
78歳の男性。咀嚼困難と上下顎前歯部の顎堤粘膜の疼痛を主訴として来院した。 義歯は約15年前に製作し、半月前から咀嚼時の下顎前歯部の疼痛を認め、食事がしづらくなったという。装着中の義歯の写真と口腔内写真を示す。行うべきなのはどれか。2つ選べ。
85歳の女性。舌癌に対して頸部郭清術が予定された。プロポフォールで入眠させ、セボフルラン、フェンタニルクエン酸塩およびロクロニウム臭化物を用いて気管挿管を行った。挿管終了時の血圧は145/89mmHg、心拍数は88/分であったが、 皮膚切開時に血圧が189/105mmHg、心拍数が100/分に上昇した。 投与すべき薬剤で適切なのはどれか。1つ選べ。
56歳の女性。上顎前歯部の補綴装置を製作した。補綴装置仮着時と1週後の撤去時の口腔内写真を示す。撤去後に確認できるのはどれか。2つ選べ。
23歳の男性。開口障害を主訴として来院した。1年前から開閉口時に左側顎関節に雑音があり、2日前から急に口が開かなくなったという。右側顎関節に異常は認められない。初診時のエックス線写真と開口時の左側顎関節のMRIを示す。開口障害の原因はどれか。1つ選べ。
60歳の男性。下顎右側臼歯部の腫瘍に対し下顎辺縁切除術を施行し、皮弁を用いて再建した後、同部の補綴治療を行うこととした。補綴治療後の口腔内写真と製作した義歯の写真を示す。大連結子を臼歯舌側歯面に接触させることで期待できるのはどれか。2つ選べ。
20歳の男性。下顎右側第二小臼歯の冷水痛を主訴として来院した。1か月前から気付いていたが強い痛みがないためそのままにしていたという。エアーで一過性の疼痛を認める。コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真、エックス線写真及び切削器具の写真を示す。まず使用する切削器具で正しいのはどれか。1つ選べ。
71歳の男性。舌の腫脹を主訴として来院した。3か月前から食事時に接触痛が生じるようになったという。頸部に腫大したリンパ節は触れない。初診時の口腔内写真、造影CT及び生検時のH-E染色病理組織像を示す。適切な治療法はどれか。2つ選べ。
61歳の女性。上顎前歯部のブリッジの脱離による審美不良を主訴として来院した。補綴装置の再製作に先立ちある手術を行うこととした。術前の口腔内写真、エックス線写真及びその後に行った手術中の口腔内写真を示す。アの長さを決める際に参考にするのはどれか。2つ選べ。
25歳の女性。右側口蓋部の無痛性腫脹を主訴として来院した。1年前から軽度の腫脹に気付いていたがそのままにしていたところ、最近徐々に増大したという。同部に波動や圧痛はない。初診時の口腔内写真、CT、MRI T2強調像及び生検時のH-E染色病理組織像を示す。診断名はどれか。1つ選べ。
9歳の男児。上顎両側犬歯の位置異常を主訴として来院した。前歯部で早期接触が認められたが、下顎位の前方偏位は0.5mm程度であった。初診時の顔面写真、口腔内写真及びエックス線写真を示す。セファロ分析の結果を図に示す。第一期治療における治療方針で適切なのはどれか。2つ選べ。
4歳の男児。歯の陥入を主訴として来院した。2時間前に階段から転落し顔面を強打したという。歯冠の破折は認められない。初診時の口腔内写真を示す。 後継永久歯に起こり得るのはどれか。2つ選べ。
86歳の男性。咀嚼時の下顎義歯床下粘膜の疼痛を主訴として来院した。検査の結果、上下顎全部床義歯を新製することとした。
74歳の男性。上顎前歯の欠損に伴う審美不良を主訴として来院した。欠損部を ブリッジで最終補綴するにあたり、支台歯となる⎿1 のメタルコアに不適合が認められたため、これを除去し再築造することとした。初診時のエックス線写真、メタルコア除去のために行った形態修正中の写真及び器具の写真を示す。本メタルコアの除去に用いる器具はどれか。1つ選べ。
13歳の男子。歯面の着色を主訴として来院した。約1か月前から気になり始め、 着色の範囲に大きな変化はないという。初診時の口腔内写真を示す。原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
79歳の女性。全部床義歯を製作中である。上下口唇の豊隆の確認と咬合採得の後に咬合器に装着した作業模型の写真と上下顎顎堤の関係の写真を別に示す。人工歯排列時に留意すべきなのはどれか。2つ選べ。
78歳の男性。咬合異常を主訴として来院した。3週前に歩行中に転倒し上唇と下顎部を強打したという。初診時のエックス線写真とCTを示す。 骨折の部位はどれか。1つ選べ。
17歳の女子。顔面の非対称を主訴として来院した。顎変形症と診断し、治療を開始することとした。初診時の顔面写真、口腔内写真及びエックス線写真を示す。セファロ分析の結果を図に示す。術前矯正治療後に行う顎矯正手術の目標はどれか。2つ選べ。
60歳の男性。10年前から高血圧症、狭心症、糖尿病および脂質異常症のため加療中である。アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬、カルシウム拮抗薬および糖尿病治療薬を服用している。下顎右側第一大臼歯の抜去を行うこととした。処置中、強い胸痛を訴えたので、12誘導心電図を記録した。その時の血圧は152/85mmHgであった。心電図を示す。みられる所見はどれか。1つ選べ。
84歳の女性。右側舌縁部の疼痛を主訴として来院した。2か月前に同部を嚙んだ記憶があり、それ以降痛みが続いているという。難治性の潰瘍と診断した。初診時の義歯非装着時と装着時の口腔内写真を示す。アフタ性口内炎と鑑別できる本病変の特徴的な所見はどれか。1つ選べ。
36歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。幼少時から遺伝疾患を指摘されているという。低身長と歯列不正が認められる。初診時のエックス線写真を示す。考えられるのはどれか。1つ選べ。
5歳の男児。下顎乳臼歯部の違和感を主訴として来院した。下顎右側第一乳臼歯と第二乳臼歯に動揺と打診痛は認められない。検査の結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時のエックス線写真と術前の口腔内写真を示す。窩洞形成で正しいのはどれか。1つ選べ。
4歳の女児。下顎右側第二乳臼歯の食事中の疼痛を主訴として来院した。2か月前から時々冷水痛を訴えたがそのままにしていたという。軽度の打診痛を認める。初診時の口腔内写真とエックス線写真を示す。適切な処置はどれか。1つ選べ。
48歳の女性。口腔内の疼痛を主訴として来院した。1週ほど前に発熱があり、その後口腔内に水疱が多発し、疼痛のため摂食困難をきたしたという。初診時の口腔内写真を示す。適切な処置はどれか。2つ選べ。
5歳の男児。上顎左側乳中切歯部の歯肉の腫脹を主訴として来院した。2か月前から食事の際に痛みを訴えることがあり、3日前から歯肉が腫脹してきたという。 初診時の口腔内写真とエックス線写真を示す。原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
68歳の女性。下顎左側小臼歯部の腫脹と疼痛を主訴として来院した。5か月前 に下顎左側第二小臼歯の抜去を受けた後、徐々に増悪してきたという。5年前から乳癌の骨転移に対する薬剤の投与を受けている。初診時のエックス線写真とCTを示す。最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
88歳の男性。義歯の破損を主訴として来院した。修理を行うこととした。破損した義歯の写真と修理過程の写真を示す。修理の順番で正しいのはどれか。1つ選べ。
71歳の男性。顔面部の腫脹を主訴として来院した。右側顎下部に有痛性の腫脹を認める。初診時のエックス線写真、骨表示CT及び造影CTを示す。 顎下隙に認められるのはどれか。1つ選べ。
65歳の男性。下顎左側第一大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。3か月前から気になっていたが強い痛みがないためそのままにしていたという。エアーで一過性の疼痛を認める。検査の結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真、エックス線写真及び齲窩開拡後の口腔内写真を示す。この後に行うのはどれか。2つ選べ。
75歳の女性。下顎前歯部顎堤粘膜の咀嚼時痛を主訴として来院した。義歯は1か月前に装着したが、当初から疼痛があるという。下顎顎堤部の写真Aと種類の適合検査後の義歯の写真(B、C)を別に示す。Bの適合検査がCに比べて優れているのはどれか。2つ選べ。
4歳の女児。上顎乳前歯部の審美不良を主訴として来院した。1週前から上顎右側乳中切歯の自発痛と上顎左側乳中切歯の歯肉の腫脹に気付いたがそのままにしていたという。初診時の口腔内写真とエックス線写真を別に示す。上顎両側乳中切歯の検査結果の一部を表に示す。