性感染症でないのはどれか。
34歳の女性。4年間の不妊を主訴に来院した。月経周期は29日型、整。19歳時に骨盤腹膜炎の診断で抗菌薬投与を受けた既往がある。子宮卵管造影で両側の卵管水腫と診断し、腹腔鏡下手術を施行した。
ヒトパピローマウイルスが原因となるのはどれか。
20歳の女性。外陰部の強い疼痛を主訴に来院した。最終月経は20日前から5日間。月経周期は28日型、整。7日前に初めて性交渉を経験した。2日前から38.1℃の発熱があり、外陰部の疼痛が出現した。本日は疼痛がさらに増強し、排尿も困難となったため来院した。排尿時に外陰部の疼痛が強くなるため、水分を摂取していないという。
23歳の男性。全身倦怠感、食欲不振、悪心を主訴に来院した。1週間前から症状が出現し、昨日から褐色調の尿が出るようになった。下痢はない。飲酒は機会飲酒。1か月前に同性間の性交渉歴がある。
23歳の女性。排尿時痛と下腹部痛とを主訴に来院した。性交の3日後から排尿時痛を感じるようになった。性交の4日後に黄色帯下と下腹部痛が出現したため受診した。
20歳の女性。四肢の皮疹を主訴に来院した。2週前に手掌に皮疹が出現し、その後下肢に皮疹が広がったため受診した。発熱や盗汗、腹痛や体重減少はない。既往歴として2年前のクラミジアによる骨盤腹膜炎がある。
23歳の男性。陰茎の潰瘍を主訴に来院した。現病歴:1週間前に陰茎に潰瘍が出現し、次第に拡大するため受診した。潰瘍部に疼痛はない。頻尿や排尿時痛もない。既往歴:14 歳時に肺炎球菌性肺炎。アンピシリン/スルバクタム投与後に血圧低下と全身の皮疹を認めた。生活歴:喫煙は20本/日を3年間。飲酒は機会飲酒。不特定多数の相手と性交渉がある。
28歳の女性。外陰潰瘍を主訴に来院した。10日前に潰瘍に気付いたが痛みがないので様子をみていた。身長164cm、体重58kg。体温36.5℃。脈拍72/分、整。血圧124/76mmHg。呼吸数20/分。左小陰唇外側に径10mmの硬結を認め、中心に潰瘍を認める。自発痛と圧痛はない。両側鼠径部のリンパ節に径1cmの腫大を触知するが痛みはない。可能性が高いのはどれか。
36歳の男性。全身倦怠感を主訴に来院した。現病歴:約1年前から易疲労感を感じていたが、仕事が忙しいせいではないかと考えて医療機関を受診していなかった。約1週間前から陰茎に傷があることに気付いていたが、痛みがないためそのままにしていた。同じころから朝起きると寝汗で布団が濡れていることが多くなってきた。これらの症状が心配になり受診した。
30 歳の男性。排尿時痛と尿道からの膿性分泌物を主訴に来院した。 5 日前に性交渉を持ち、その後痛みが生じるようになったという。
21歳の女性。外陰部腫瘤を主訴に来院した。2か月前に外陰部の腫瘤に気付いた。腫瘤は表皮から隆起し少しずつ増大している。軽い瘙痒はあるが痛みはない。月経周期は28日型、整。子宮と卵巣に異常を認めない。外陰部の写真を別に示す。患者への説明として正しいのはどれか。2つ選べ。