糖質の過剰摂取と肉体労働が発症のリスクとなるのはどれか。
昏睡を呈する頭部外傷患者の初期診療において最優先すべきなのはどれか。
乳児において循環血液量減少性ショックを生じる可能性がある疾患はどれか。
他の医療機関の治療で症状が改善しない患者が受診した。医療面接で解釈モデルを尋ねているのはどれか。
患者の自己決定を支援するための医師の行為として適切でないのはどれか。
複数の医療機関や診療科から処方されている患者の服薬調整について正しいのはどれか。
喫煙について誤っているのはどれか。
第Ⅲ相臨床試験に該当するのはどれか。
腰椎穿刺において穿刺針がくも膜下腔に達するまでに通過する組織の順で正しいのはどれか。
腹部の触診で呼吸に応じて移動する腫瘤はどれか。
eGFRを求めるために血清クレアチニン値と性別の他に必要なのはどれか。
関節リウマチで関節炎がみられないのはどれか。
DNAR指示について正しいのはどれか。
妊娠12週の女性に比較的安全に使用できる抗菌薬はどれか。
聴診上wheezesのある患者の病態として気管支喘息よりうっ血性心不全を疑わせる所見はどれか。
65歳の男性。胸部エックス線写真で異常陰影を認める。胸部CTで左上葉の径5cmの腫瘤を認め、大動脈下リンパ節は径6cmに腫大している。気管支鏡検査で左上葉の腫瘤は肺小細胞癌と診断された。みられる可能性が高い症候はどれか。
救急外来に日本語の話せない68歳の外国人男性が来院した。対応した臨床修練外国医師が診察と検査を行い記載した診療録の一部を示す。
70歳の男性。胃癌の手術について説明し同意を得ることとなった。適切でないのはどれか。
6か月の乳児。発熱を主訴に母親に連れられて救急外来に来院した。意識は清明であるが、ぐずっている。体温 38.5 ℃。心拍数 144/分、整。血圧 90/60 mmHg。呼吸数 30/分。SpO2 98 %8(room air)。毛細血管再充満時間4秒と延長している。この患児において重症感染症を示唆する所見はどれか。
60歳の女性。早朝に自宅敷地内の倉庫で梁にロープを掛け、縊頸した状態で発見された。近くから自筆の遺書が発見され、病苦が原因の自殺であること、対外的には病死として処理して欲しいことなどが記されていた。糖尿病による慢性腎不全のため、かかりつけ医で週3回透析治療を受けていた。かかりつけ医とは別の医師が警察官とともに臨場し、検案することとなった。検案医の行動として正しいのはどれか。
43歳の女性。歩行障害を主訴に来院した。小児期から走るのが遅く、すり足で歩いていたが、日常生活に支障はなかった。40歳ごろから階段を降りるのが難しくなってきたため来院した。患者の歩行姿勢の図を別に示す。障害されている部位はどれか。
45歳の男性。3時間前に左下肢を耕うん機に挟まれたため救急車で搬入された。現場で副子固定を受けている。1年前の人間ドックでは特に異常を指摘されていない。意識は清明。心拍数88/分、整。血圧100/60mmHg。SpO2100%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下)。開放創は土壌で軽度に汚染され脛骨の骨片が露出している。
84歳の男性。物忘れを主訴に家族に連れられて来院した。約半年前から物忘れを自覚していた。最近になり認知症の妻の服薬内容をたびたび間違え、十分に管理できなくなっており、心配した隣町に住む長女に連れられて妻とともに受診した。普段は妻と2人暮らしで、妻の定期受診の際は診療所まで車を運転している。この患者の認知機能を評価するのに適切な問いかけはどれか。
18歳の女子。発熱と咽頭痛とを主訴に来院した。2日前から38.5 ℃の発熱と咽頭痛が続いている。口蓋扁桃は両側とも発赤、腫大しており、白苔の付着を認める。この患者が細菌感染症よりウイルス感染症であることを示唆するのはどれか。
45歳の男性。タクシーの運転手で、高血圧症、糖尿病、脂質異常症および高尿酸血症に対して食事療法と運動療法とを行っている。午前11時30分ごろ定期受診のため来院した。担当医との会話を示す。医師 「こんにちは。お変わりありませんか」患者 「はい、特に変わりありません。今日は朝食から時間が経っていますので、血液検査をしていただけますか」
32歳の男性。激しい頭痛と意識障害のため救急車で搬入された。現病歴:1週間前から咽頭痛と38℃台の発熱とを自覚していたが、市販薬を内服して様子をみていた。昨日から頭部全体の頭痛を訴えていたが、今朝になって呼びかけに対する反応が鈍くなったため家族が救急車を要請した。
78歳の女性。意識障害のため救急車で搬入された。現病歴:7月下旬、快晴の日の午前10時ごろ自宅の暑い居間でぐったりしていたのをデイサービスの職員が発見し、救急車を要請した。既往歴:不明。生活歴(職員からの情報):冷房装置のない一戸建てで独居。喫煙歴と飲酒歴はない。
74歳の男性。胃癌の治療で入院中に胸痛の訴えがあったため当直医が呼ばれた。現病歴: 3日前から消化器外科に入院し、昨日の午後に胃癌に対して幽門側胃切除術を受けていた。本日の夕方に胸痛を自覚したため訪室した看護師に申し出た。既往歴:50歳時に糖尿病を指摘され内服治療中である。2年前に狭心症で経皮的冠動脈形成術(ステント留置術)を受けており、抗血小板薬を服用中である。