標準予防策(standard precautions)について正しいのはどれか。
院内の医療安全を推進する上で誤っているのはどれか。
多数の傷病者が発生した場面でトリアージを行う際、脈拍 108/分、整、呼吸数 14/分で、歩くことはできず、簡単な指示に従うことができる状態の患者に適用すべきトリアージタッグはどれか。
成人の筋骨格系の診察において正しいのはどれか。
造影CTを施行するにあたり事前に確認すべきこととして最も重要なのはどれか。
解釈モデルを知るための質問として適切でないのはどれか。
子宮頸癌罹患と最も関連が深いのはどれか。
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の病態について正しいのはどれか。
老人性難聴の発症に最も関連が深いのはどれか。
介入研究はどれか。
酸素投与法、酸素流量と想定される吸入酸素濃度の組合せで正しいのはどれか。
大動脈解離による腰背部痛の特徴はどれか。
急性副鼻腔炎の症状のうち、緊急手術の必要性を示唆するのはどれか。
散瞳して行う検査はどれか。
咳嗽を伴うことが少ないのはどれか。
患者中心の医療を実践するにあたり適切でないのはどれか。
感度80%、特異度60%の検査の陽性尤度比はどれか。
介護保険の要介護認定の申請先はどれか。
ネフローゼ症候群を併発した全身性エリテマトーデス(SLE)のため副腎皮質ステロイドによる治療を受けていた患者が、経過中に糖尿病と細菌性肺炎とを発症し、敗血症性ショックとなり死亡した。死亡診断書の様式の一部を示す。死亡診断書の作成にあたり、「死亡の原因」の「(ア)=直接死因」に記載すべきなのはどれか。
医師の職業倫理に反するのはどれか。
慢性腎炎症候群のうち最も頻度が高いのはどれか。
検査前確率(事前確率)が変わると変化するのはどれか。
治験審査委員会・倫理審査委員会(IRB)が行うのはどれか。
妊娠初期の性器出血の原因として正しいのはどれか。
8か月の乳児。今朝からの発熱を主訴に母親に連れられて休日診療所に来院した。①体をさすると開眼するが、②すぐに寝てしまう。③皮膚色はピンク色で④ツルゴールは軽度低下している。⑤口唇の乾燥は軽度である。この児において、重篤な疾患を疑う所見は下線のどれか。
86歳の男性。誤嚥性肺炎のために1週間入院し、経過は順調である。入院前から高血圧症で薬物療法を受けているが、それ以外の基礎疾患はない。認知機能は問題ない。日常生活動作は介助を必要としないが、筋力低下によって歩行が不安定で屋外は見守りが必要である。入院中はきざみ食にとろみをつけて提供し、嚥下訓練を施している。要介護度は要支援2である。
28歳の女性。年前から口唇ヘルペスで3回の治療を受けた。歩行時の息苦しさを主訴に受診し、ニューモシスチス肺炎と診断された。ニューモシスチス肺炎の治療と同時に基礎疾患が検索され、HIV感染症と診断された。性交渉のパートナーは男性のみで特定の3人である。喫煙は 22 歳から10本/日。飲酒はビール350 mL/日。
68歳の男性。複視を主訴に来院した。昨日の夕方、自動車を運転中に突然対向車が二重に見えるようになり、今朝になっても改善しないため受診した。7年前から糖尿病の治療を受けている。眼位は、左眼は正中位、右眼は内転位をとってい る。複視は正面視で自覚し、右方視で増強するが、左方視では消失する。最も考えられるのはどれか。
1歳10か月の男児。咳と喘鳴とを主訴に母親に連れられて来院した。昨日歩きながらピーナッツの入った菓子を食べていた時に、急にむせ込んで咳をし始めた。本日も咳が持続し喘鳴が出現したため受診した。体温 36.7 ℃。脈拍 108/分、整。 呼吸数 30/分。SpO2 98 %(room air)。吸気時と呼気時の胸部エックス線写真を示す。この患児にまず行う処置として正しいのはどれか。
31歳の1回経産婦。妊娠 32 週日。性器出血を主訴に妊婦健康診査を受けてい る周産期母子医療センターに来院した。10 日ほど前にも少量の性器出血があり、3日間の自宅安静で軽快したという。本日自宅で夕食作りをしていたとき、突然、性器出血があり、慌てて受診した。
83歳の女性。右大腿骨頸部骨折のため手術を受けた。手術当日の夜は意識清明であったが、手術翌日の夜間に、死別した夫の食事を作るために帰宅したいなど、つじつまの合わない言動が出現した。これまで認知症を指摘されたことはない。この病態について正しいのはどれか。
救急外来に日本語を話せない40歳の外国人女性が来院した。病院に勤務している外国人医師が英語で医療面接と身体診察とを行い、記載した診療録の一部を示す。
59歳の男性。左腎細胞癌の診断で腎部分切除術を受け入院中である。手術2時間後にドレーンから血性の排液があり、意識レベルが低下した。JCSⅡ-20。脈拍 152/分、整。血圧 56/42 mmHg。呼吸数 16/分。SpO2は測定できなかった。腹部は軽度膨満している。
35歳の男性。黄疸を主訴に来院した。1週間前から全身倦怠感を自覚していた が、2日前に家族から眼の黄染を指摘されたため受診した。1か月前にシカ肉を焼いて食べたが一部生焼けであったという。
65歳の男性。会社役員。間質性肺炎のために入院している。看護師から担当医へ、患者が咳で眠れないと訴えていることに加え、態度が威圧的であるという連絡があった。患者へ治療方針を説明するにあたり担当医として適切でないのはどれか。
36歳の女性。悪心と嘔吐とを主訴に来院した。1週間前から微熱、悪心および全身倦怠感を自覚していた。今朝一回嘔吐した。既往歴に特記すべきことはない。月経周期 30〜60 日、不整。最終月経は記憶していない。3週間前に市販のキットで実施した妊娠反応は陰性であったという。母親は糖尿病で治療を受けている。
21歳の男性。左示指の切創を主訴に来院した。飲食店のアルバイトをしている際に受傷した。適用となる保険はどれか。
50歳の男性。咳嗽を主訴に来院した。2か月前から咳嗽があり、他院で肺炎と診断され抗菌薬を処方されたが改善しないため受診した。喫煙は 40 本/日を30年間。
2歳の男児。発熱と呼吸困難のため救急車で搬入された。本日朝、38.8℃の発熱と呼吸困難とに両親が気付き救急車を要請した。来院時の体温39.8℃。心拍数120/分、整。呼吸数28/分。SpO296%(リザーバー付マスク5L/分酸素投与下)。毛細血管再充満時間は1秒と正常である。呼吸困難は仰臥位で増悪し、座位でやや軽快する。下顎を上げた姿勢で努力呼吸を認める。嚥下が困難で唾液を飲み込むことができない。
22歳の女性。腹痛、嘔吐および発熱を主訴に来院した。現病歴:午前6時ごろから心窩部痛を自覚した。痛み徐々に右下腹部に移動し、悪心、嘔吐および発熱が出現したため午前9時に救急外来を受診した。
76歳の女性。息切れを主訴に来院した。現病歴:1年前から息切れを自覚するようになり、3か月前から10分程度歩くと息切れがするようになった。3日前に風邪をひいてから息切れが増悪して動けなくなったため、同居の娘に伴われて総合病院の呼吸器内科外来を受診した。既往歴:糖尿病、高血圧症、慢性心不全(NYHAⅡ)、変形性膝関節症、骨粗鬆症および不眠で複数の医療機関に通院していた。
74歳の女性。持続する前胸部痛のため来院した。現病歴:本日午前7時45分、朝食の準備中に突然、咽頭部に放散する前胸部全体の痛みと冷汗とを自覚した。意識消失、呼吸性の痛みの変動および胸部の圧痛はなかったという。ソファに横になっていたが症状が持続するため、家族に連れられて自家用車で午前8時15分に来院した。症状を聞いた看護師が重篤な状態と判断し、直ちに救急室に搬入した。
66歳の男性。発熱、頭痛および嘔吐のため救急車で搬入された。現病歴:2日前から38℃の発熱があった。昨日、頭部全体の頭痛が出現し徐々に増悪して、市販の鎮痛薬を内服しても改善しなかった。さらに嘔吐を繰り返すようになったため、同居する妻が救急車を要請した。既往歴:58 歳時から高血圧症のため内服治療中。
20歳の女性。体重減少を主訴に来院した。現病歴:生来健康であった。2か月前の健康診断では47kg であった体重が40kg になった。食事量は以前と変わらず、過食や嘔吐はない。倦怠感が強く、暑がりになり、夜は眠れなくなった。