意識障害のある患者の眼の診察で、最も緊急性が高い所見はどれか。
数日間で進行する高齢者の意識障害の原因として可能性が低いのはどれか。
62歳の女性。失見当のため来院した。7日前から歯痛があり食欲不振となり、3日前から頭痛が出現した。今朝、自宅にいるのにコンビニの中と勘違いし、携帯電話をまんじゅうと思いかじりついたため、心配した家族に伴われて受診した。意識レベルはJCSⅠ-3。身長156cm、体重45kg。体温38.2…
70 歳台の女性が初めての失神を主訴に救急外来を受診した。 血糖測定とともにまず行うべき検査はどれか。
61歳の男性。意識障害のため家族に連れられて来院した。昨日、物が二重に見えると家族に話していたという。今日になり、歩行がふらつき、意識もおかしいと家族が気付き受診した。頭部外傷の既往はない。飲酒は日本酒3合/日を40年間。意識レベルはJCSⅠ-3。血圧130/80mmHg。眼瞼結膜は軽度貧血様である。眼球運動は左方視にて右眼球の内転が不良で眼振もみられた。歩行不能である。血液所見:赤血球245万、…
32歳の男性。激しい頭痛と意識障害のため救急車で搬入された。現病歴:1週間前から咽頭痛と38℃台の発熱とを自覚していたが、市販薬を内服して様子をみていた。昨日から頭部全体の頭痛を訴えていたが、今朝になって呼びかけに対する反応が鈍くなったため家族が救急車を要請した。
78歳の女性。意識障害のため救急車で搬入された。現病歴:7月下旬、快晴の日の午前10時ごろ自宅の暑い居間でぐったりしていたのをデイサービスの職員が発見し、救急車を要請した。既往歴:不明。生活歴(職員からの情報):冷房装置のない一戸建てで独居。喫煙歴と飲酒歴はない。家族歴:不明。
61歳の男性。腹部膨満感と意識障害とを主訴に家族に連れられて来院した。 現病歴:3か月前から全身倦怠感を自覚していた。1か月前から食欲低下と下腿の浮腫とがあり、2週前から腹部膨満感とふらつきも出現して外出ができなくなった。本日朝から発熱を認め、傾眠状態となったため家族に連れられて受診した。 既往歴:47歳時に人間ドックで肝機能異常と耐糖能異常とを指摘されたが医療機関を受診していなかった。…
72 歳の女性。意識障害のため救急車で搬入された。10 日前から 38 ℃台の発熱が出現し、4 日前から健忘が目立つようになった。今朝、呼びかけに反応が悪いため家族が救急車を要請した。60 歳台から糖尿病で内服治療中である。意識レベルは JCSⅡ-10。体温 38.4 ℃。心拍数 96/分、整。血圧 142/88 mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 98 %(リザーバー付マスク 10 L/分…
35歳の男性。路上に倒れているところを通行人に発見され、救急車で搬入された。意識レベルは JCSⅡ-30。体温 36.0 ℃。心拍数 104/分、整。血圧 156/88 mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 99 %(マスク 5L/分酸素投与下)。対光反射は正常。 皮膚は湿潤しており、体表に明らかな外傷を認めない。まず行うべき検査はどれか。
62歳の男性。意識障害を主訴に来院した。1か月前から咳嗽が出現し、血痰を認めたため5日前に受診した。喫煙は40本/日を42年間。心臓ペースメーカ植込み術を受けている。初診時の血液所見:赤血球374万、Hb 11.1g/dL、Ht 34%、白血球5,600、血小板14万。血液生化学所見:総蛋白6.0g/dL、アルブミン2.5g/dL、総ビリルビン0.6mg/dL、AST 35IU/L、ALT…
25歳の女性。意識障害のため救急車で搬入された。本日朝、自宅で突然の頭痛を訴えた直後に呼びかけても反応がなくなったため、家族が救急車を要請した。意識レベルは JCSⅢ-100。体温 36.8 ℃。心拍数 92/分、整。血圧 160/92 mmHg。呼吸数 16/分。舌根沈下のため気管挿管を行った。SpO2 98 % (リザーバー付マスク10 L/分酸素投与下) 。瞳孔径は右 3mm、左…
67歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。玄関先で倒れているところを妻が発見し、救急車を要請した。4日前にろれつの回らない状態が出現したが翌日には軽快していた。2日前の夕方から38℃台の発熱があった。昨日には再びろれつの回らない状態が出現した。脳梗塞の既往はない。意識レベルはGCS…
42歳の男性。空腹時の意識障害を主訴に来院した。30歳ころから空腹時に意識が遠くなる感覚があり、ジュースや飴などを摂取して症状が改善することを経験していた。内視鏡検査前の絶食時に意識消失発作を生じたため血液検査を受け、低血糖(46 mg/dL)が判明した。母親に尿路結石破砕術歴、母方祖母に下垂体腺腫の手術歴がある。身長 170 cm、体重 89 kg。脈拍 88/分、整。血圧 140/92…
64 歳の男性。めまい、頭痛および嘔吐後の意識障害のため救急車で救命救急センターに搬入された。突然の回転性めまいと頭痛を訴えた後に嘔吐した。意識レベルは CSⅡ-30。心拍数 96/分、整。血圧 198/112 mmHg。呼吸数 18/分。SpO₂ 96%(マスク6L/分酸素投与下)。瞳孔径は両側4mm で対光反射は両側で遅延している。乳酸リンゲル液を輸液中である。頭部…
28 歳の男性。一過性の意識消失のため救急車で搬入された。会社で椅子に座っていたところ、突然目の前が真っ暗になり意識を失った。目撃者によるとけいれんはなく、1分ほどで意識が元に戻ったという。心配した会社の同僚が救急車を要請した。家族歴は父親が 54 歳で突然死している。意識は清明。心拍数 64/分、整。血圧 120/70 mmHg。呼吸数…
56歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。午前7時30分に、頭痛、悪心および嘔吐が出現し、徐々に意識がもうろうとしてきたため、30分後に妻が救急車を要請した。40歳時に高血圧症を指摘されていたが、定期的な通院はしていなかった。喫煙は20歳から20本/日。飲酒はビール 2L/日。意識状態はJCSⅠ-3。体温 37.9 ℃。心拍数 96/分、整。血圧 226/136 mmHg。呼吸数…
65 歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。現病歴 : 午前8時に農作業に行くと家族に伝えて外出した。昼食の時間になっても帰宅しないため家族が様子を見に行ったところ、ビニールハウス内で倒れているのを発見し、救急車を要請した。現 症 : 救急車からの予備情報によると、意識レベルは JCSⅢ-200。体温 39.2℃。心 拍 数 144/分、整。血圧 82/40 mmHg。呼吸数…
28歳の女性。意識障害のため救急車で搬入された。現病歴: 自室内のベッドで仰向けに倒れているのを友人が発見し、呼びかけに反応が乏しいため救急車を要請した。友人とはその3時間前に電話にて口論となり「死にたい」などと話した後に連絡が取れなくなったという。救急車到着時、自室内の戸棚に錠剤の空包が多数あった。既往歴:…
68歳の女性。意識障害と右上下肢の麻痺のため救急車で搬入された。現病歴:3年前から高血圧症と心房細動に対して降圧薬と抗凝固薬との内服治療を受けていた。夕方、夫との買い物の途中で右手に力が入らなくなり、右足の動きも悪くなった。帰宅後、玄関先に倒れ込んでしまい意識もはっきりしない様子であったため、夫が救急車を要請した。
68歳の男性。一過性の意識消失を主訴に来院した。現病歴:買い物中に突然目の前が真っ暗になり、意識を失って転倒した。居合わせた家族によると 30 秒後に速やかに意識を回復したとのことであった。そのまま家族に連れられて受診した。既往歴:10 年前から高血圧症で自宅近くの診療所に通院中。生活歴:喫煙は 10 本/日を 68 歳まで 40 年間。飲酒は機会飲酒。家族歴:父親は 70 歳時に大腸癌で死亡。
42歳の女性。左片麻痺と意識障害のため救急車で搬入された。本日、朝食を準備中に突然、意識を失い倒れたため夫が救急車を要請した。1年前に高血圧を指摘されたことがあるが特に治療は受けていなかった。意識レベルは JCSⅡ-10。体温 36.7 ℃。心拍数 84/分、整。血圧 150/88 mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 100 %(鼻カニューラ 2 L/分…
2歳の男児。生来健康であったが、発熱を主訴に母親に連れられて来院した。診察時に母親が離れても 泣しない。体温 38.2 ℃。心拍数 110/分、整。血圧 98/62 mmHg。呼吸数 30/分。SpO₂ 98 %(room air) 。毛細血管再充満時間は2秒以内。自発的に開眼しており光をまぶしがるが、視線が合わず追視をしない。この患児に疑われるのはどれか。
71歳の女性。労作時呼吸困難の増悪を主訴に来院した。約 10 年前に COPD と診断された。 1年前からⅡ型呼吸不全をきたしたため在宅酸素療法(1L/分)を行っている。前回外来診察時には呼吸数 20/分、SpO2 94 % (鼻カニューラ 1L/分酸素投与下)であった。数日前より労作時呼吸困難が悪化したため、家族に付き添われて受診した。外来待合室で 30…
77歳の女性。突然の意識障害と右片麻痺のため搬入され入院中である。入院1週後では、開眼し視線は合うが自発語はない。口頭命令で閉眼は可能である。時折、唾液でむせる。右上下肢に随意運動を認めず、上腕二頭筋の筋緊張が亢進している。座位の保持には支えが必要である。入院時の頭部MRIの拡散強調像を別に示す。 この時期のケアとして適切なのはどれか。
70歳の男性。傾眠状態と見当識障害のために、かかりつけの診療所から紹介されて来院した。4か月前から食道癌に対して抗癌化学療法を行っており、1か月前からはバソプレシン拮抗薬も併用していた。この数日は全身倦怠感と食欲不振があるため、かかりつけの診療所で点滴を受けていたが、傾眠状態と見当識障害が出てきたため紹介されて受診した。問いかけに応答はできるが反応は遅く内容は必ずしも適切でない。身体所見に異常を認…
36 歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。夏季に作業のため穀物貯蔵タンク内に入ったところ、間もなく意識を消失して倒れた。作業前に普段と変わったところはなく、所持品に不審なものもなかった。救急隊接触時、全身にチアノーゼを認め、SpO2 88 % であった。来院時の意識レベルは JCSⅢ-300。体温 37.2 ℃。心拍数 108/分、整。血圧 132/90 mmHg。呼吸数…
3歳の女性。意識障害のためかかりつけ医から紹介されて家人とともに受診した。現病歴:25年前に C 型肝炎ウイルス感染を指摘された。6か月前に腹水貯留を指摘され、肝硬変と診断されてかかりつけ医で利尿薬を処方されていた。今朝から呼びかけに対する反応が鈍くなり徐々に傾眠状態になったため、かかりつけ医から紹介されて受診した。既往歴:28歳の分娩時輸血歴あり。64…
28歳の女性。自転車を運転中に乗用車にはね飛ばされたため救急車で搬入された。意識は昏睡。体温 36.8 ℃。心拍数 88/分、整。血圧 124/78 mmHg。呼吸数24/分。SpO2 97 %(リザーバー付マスク 10 L/分 酸素投与下)。右眼のみを開瞼すると右瞳孔径は 4mm で、同時に左眼を開瞼しても右瞳孔径は変化しない。左眼のみを開瞼すると左瞳孔径は 6mm…
46 歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。 現病歴 : 部屋で倒れているのを母親が発見し、救急車を要請した。 既往歴 : 20 歳ころ、うつ病の治療歴あり。 生活歴 : 無職。喫煙歴および飲酒歴は長いようだが詳細は不明。 家族歴 : 独身。母親は健康で農業を営んでいる。父親は高校生の時に死亡したが詳細は不明。
82 歳の女性。傾眠状態のため家族に連れられて来院した。生来健康だったが先月から血尿、口渇、便秘、悪心および食欲不振が出現していた。昨日から傾眠傾向となり増悪するため同居する息子夫婦が自家用車に乗せて連れてきた。身長 152cm、体重 40 kg。体温 36.2 ℃。脈拍 80/分、整。血圧 142/56…
50 歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。農業用の共同管理小屋の近くで倒れているのを近所の人が発見し、救急車を要請した。最近、うつ傾向のため自宅近くの医療機関を受診していたという。農作業に従事しており、一人暮らしである。意識レベルは JCSⅡ-20。身長 165 cm、体重 60 kg。体温 36.0 ℃。心拍数 44/分、整。血圧 98/56 mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 96…
48歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。同行した家人によると、3年前からかかりつけ医で2型糖尿病の内服治療を受けている。喫煙歴はないが、毎日缶ビール500 mLを1、2本程度飲むという。昨日は糖尿病の薬を普段通りに内服し、夕食時に缶ビール3本に加えて日本酒2合を飲んで就寝した。朝になっても 起きてこないので家人が様子を見に行ったところ反応がおかしかったので救急車を要請した。意識レベルは…
82歳の女性。歩行困難のため救急車で搬入された。現病歴:1か月前から倦怠感を訴えていた。前日の朝から食欲不振が出現し、午後になって2回嘔吐した。当日朝から落ち着きがなくなり、いつもと違う様子であった。その後、歩行困難と尿失禁を認め次第に呼びかけへの反応が悪くなったため家族が救急車を要請した。
84歳の女性。失神と眼前暗黒感とを主訴に来院した。現病歴:1週間前から時々気が遠くなるようなふらつきを自覚していたが、本日、朝食前に突然眼前暗黒感を自覚し意識が消失した。意識はすぐに回復したが、心配になり長女に付き添われて救急外来を受診した。
23 歳の男性。自宅で倒れているのを発見され救急車で搬入された。現病歴 : 徹夜でゲームをしており、昨夜から母親の制止を聞かずに市販のカフェイン含有飲料を多量に飲用していた。摂取カフェイン総量は 2,500 mg 以上と推定された。今朝、自宅で倒れているのを母親が発見し救急車を要請した。既往歴 : 特記すべきことはない。生活歴 :…
83歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。夏の日中に長時間の草刈り作業中、ふらつきを訴えていた。その後、意識がもうろうとなっているところを周囲の作業者が気付き、救急車を要請した。2型糖尿病と高血圧症で内服治療中である。意識レベル JCS Ⅲ -100。体温 38.3 ℃。心拍数 120/分、整。血圧 92/50 mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 98 % (マスク…
28歳の男性。墜落事故のため工事現場から救急車で搬入された。 現病歴:建築作業中に誤って約3mの高さから墜落し、頭部を強打した。意識障害がみられ、救急搬送された。 既往歴:生来健康で特記すべきことはない。 生活歴:高校卒業後から建築作業員。独身。大酒家で喫煙歴は不明。 家族歴:特記すべきことはない。…
8歳の男児。軽自動車にはねられ受傷し、ドクターヘリで搬入された。救急隊到着時には路上で泣いていたが、その後意識障害が急速に進行し、JCSⅢ-100 まで低下したためドクターヘリを要請した。搬入時、右片麻痺と左共同偏視とを認め、気管挿管して搬送した。来院時、意識レベルは GCS5 (E1V1M3)。体温 36.8 ℃。心拍数 90/分、整。血圧 134/86 mmHg。呼吸数 22/分。SpO2…
76 歳の男性。繰り返す数秒間の意識消失のため救急車で搬入された。昨日の夕方に一過性の意識消失を自覚した。今朝から 30 分に1回程度の間隔で数秒間の意識消失を繰り返すため、家族が救急車を要請した。動悸を自覚するのとほぼ同時に意識消失するという。10 年前から高血圧症、うつ病、胃潰瘍および便秘症のためサイアザイド系降圧利尿薬、カルシウム拮抗薬、四環系抗うつ薬、ヒスタミン…
80 歳の女性。今朝、自室で倒れているのを家人に発見され、救急車で搬入された。1週前から 38 ℃の発熱、鼻汁および咽頭痛を訴えていたが、食事も摂れていたので医療機関は受診せずに様子をみていた。昨日の夕食も通常通りに摂取して就寝したが、朝食時に起きてこないので家人が様子を見に行ったところ自室で倒れていたという。30 年前から2型糖尿病に対して経口糖尿病薬を内服している。意識レベルは…
49歳の女性。意識障害のため救急車で搬入された。現病歴:2か月前から夕方の買い物中にボーッとなって近くの医療機関を受診し点滴を受けて帰宅することが3回あった。Holter 心電図で異常はなく、脳波検査と頭部 CT とを受けたが結果はまだ聞いていないという。本日夜、自宅で倒れているのを見つけた夫が救急要請し、総合病院の救急外来に搬入された。
18歳の男性。寮生活をしている。発熱と意識障害を主訴に救急車で搬入された。前日から38.5℃の発熱と頭痛を認めた。本日になり意味不明の言動がみられるようになったため友人が救急要請を行った。意識レベルはJCS II-20。体温38.4℃。心拍数100/分、整。血圧102/70mmHg。呼吸数24/分。SpO2…
78歳の女性。右片麻痺と意識障害のため救急車で搬入された。昨晩はいつもどおりに就寝したが、本日の朝、意識がなくなっているのを夫が発見し、救急車を要請した。これまでに脂質異常症を指摘されたことがある。意識レベルはJCSⅢ-100。体温36.8℃。脈拍72/分、整。血圧156/92mmHg。呼吸数16/分。右片麻痺を認める。血液所見:赤血球410万、Hb 13.1g/dL、Ht…
68歳の女性。意識低下のため救急車で搬入された。5日前から感冒症状が出現し、食欲不振と倦怠感のため定期内服薬が服用できていなかった。3日前から38℃台の発熱があり、自宅でうずくまっているところを家人が発見し救急車を要請した。既往歴として、2年前に非機能性下垂体腫瘍を経蝶形骨洞手術にて摘出されたが、残存腫瘍を指摘されていた。以後ヒドロコルゾンとレボチロキシンを継続服用中であった。搬入時の意識レベルは…
45 歳の男性。職場の廊下で倒れているところを同僚に発見され救急車で搬入された。同僚や家族によると最近、ときに異常な言動がみられたという。常用薬はない。身長 172 cm、体重 84 kg (ともに家族からの情報)。体温 36.5 ℃。心拍数 110/分、整。血圧 140/70 mmHg。呼吸数…
43 歳の女性。意識障害を主訴に救急車で搬入された。一昨日の午後から上腹部痛、背部痛および悪心が出現し、自宅近くの医療機関を受診し鎮痛薬と制吐薬とを処方されたが無効だった。本日早朝から呼びかけに返答できなくなり夫が救急車を要請した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。喫煙歴と飲酒歴はない。意識は傾眠状態だが唸り声をあげながらうずくまってしまい仰臥位で診察を受けられない。身長 162 cm、体重…