強皮症腎の患者で認められるのはどれか。
疾患と標準治療の組合せで誤っているのはどれか。
食物アレルギーで正しいのはどれか。
関節リウマチの関節外症状としてみられないのはどれか。
疾患とその疾患に特異的な自己抗体との組合せで正しいのはどれか。
心不全で来院した患者において心サルコイドーシスの所見に合致しないのはどれか。
IgG4 関連疾患について誤っているのはどれか。
妊娠10週の尋常性乾癬患者に対する治療法で最も適切なのはどれか。
粘液水腫性昏睡について正しいのはどれか。
全身性強皮症による続発性Raynaud現象の特徴はどれか。
我が国における高安動脈炎について正しいのはどれか。
免疫性血小板減少性紫斑病について正しいのはどれか。
関節リウマチの眼合併症はどれか。2つ選べ。
関節リウマチで関節炎がみられないのはどれか。
関節リウマチの診断において最も有用なのはどれか。
IgG4関連疾患の腎病変について正しいのはどれか。2つ選べ。
低補体血症をきたす疾患はどれか。
尋常性乾癬の病理組織所見について正しいのはどれか。
我が国における食物依存性運動誘発アナフィラキシーの原因として頻度が高いのはどれか。
65歳の女性。手指を伸ばせないことを主訴に来院した。数日前に絵を描いていたところ右手から前腕に痛みが走り、環指と小指とを自力では伸ばせなくなったという。環指と小指との中手指節関節を他動的に伸展させることは可能であり、屈曲は自動、他動ともに可能である。また母指、示指、中指および手関節の自動伸展と自動屈曲は可能である。感覚障害はない。15…
29歳の女性。頭痛を主訴に来院した。2年前に手指の腫脹、皮膚硬化を自覚し、自宅近くの医療機関で精査を受けた結果、全身性強皮症と診断された。プレドニゾロン 20 mg/日を開始され、手指の腫脹と硬化は軽快した。プレドニゾロンは漸減され、5mg/日で維持されていたが、3か月前に皮膚硬化の増悪を認めたため、10 mg/日に増量されていた。昨日から頭痛を自覚したため受診した。体温 36.7 ℃。脈拍…
73歳の女性。ハチに顔面を刺され、意識がもうろうとなっているところを家族に発見され、救急車で搬入された。過去に一度ハチに刺されたことがある。JCSⅡ-10。体温 36.2 ℃。心拍数 84/分、整。血圧 80/50 mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 99 % (マスク 4L/分酸素投与下)。全身に膨疹を認める。両側胸部で wheezes を聴取する。直ちに行う治療はどれか。
Ⅲ型アレルギーによる疾患はどれか。
24歳の女性。頭痛と発熱のため3日前から入院中である。2週前から微熱と多発関節痛を自覚していた。3日前に38℃台の発熱と頭痛が出現したため受診し、同日入院した。入院時、身長160cm、体重48kg。体温38.3℃。脈拍92/分、整。血圧126/74mmHg。呼吸数18/分。頬部紅斑、無痛性の口腔内潰瘍を認める。両手関節、両膝関節に圧痛を認める。血液所見:赤血球326万、Hb 10.4g/dL、Ht…
関節リウマチの関節外病変はどれか。
アレルギー性鼻炎における鼻閉の発症に関与するのはどれか。
35歳の男性。発熱と全身の皮疹を主訴に来院し、8年前に尋常性乾癬と診断され副腎皮質ステロイド外用薬を塗布していた。 7日前から39℃台の発熱とともに、急速に紅斑が全身に拡大したため受診した。受診時紅斑上に径 5mmまでの小膿疱が多発し、集簇する。地図状舌を認める。血液所見:白血球16,000…
71歳の女性。発熱と下腿浮腫とを主訴に来院した。65歳時から2型糖尿病のため自宅近くの医療機関に通院中である。これまで網膜症は指摘されていない。1か月前から37℃台の微熱があり、両側の下腿浮腫を自覚するようになった。かかりつけ医で血尿と蛋白尿とを指摘され、精査のために紹介されて受診した。体温37.6℃。脈拍92/分、整。血圧146/88mmHg。呼吸数16/分。SpO2 98% (room…
即時型食物アレルギーの検査として誤っているのはどれか。
45歳の女性。発熱、咳嗽および呼吸困難を主訴に来院した。1週間前の7月初めに咳嗽が出現し、3日前から37 ℃台の発熱があり、昨日から呼吸困難も伴ったため受診した。3年前から毎年6月初旬から8月にかけて同様の症状を起こし、昨年も入院加療している。3年前から築25年のアパートに暮らしており、室内には趣味の観葉植物が多くあるという。両側胸部に fine crackles…
32歳の女性。痒みを伴う皮疹を主訴に来院した。昨日夕食後に皮疹が背部に出現し、消退した後に下肢に同様の皮疹が出現した。下肢の写真を示す。この皮疹の種類はどれか。
40歳の男性。関節痛と皮疹とを主訴に来院した。以前から皮疹をよく認めていたが、約3か月前から背部の皮疹が拡大してきた。同時期から、手指の関節痛、腰痛および殿部痛を自覚するようになった。貼付剤で様子をみていたが、改善しないため受診した。意識は清明。体温36.5℃。心音と呼吸音とに異常を認めない。上腕部と背部とに皮疹を認める。両手の爪に点状陥凹を認める。両手の示指、中指、環指の遠位指節間関節(DIP関…
70歳の男性。高熱と全身に拡大する皮疹とで入院中である。12 日前に急性扁桃炎のため自宅近くの診療所でペニシリン系抗菌薬と非ステロイド性抗炎症薬を処方された。扁桃炎は軽快したが、5日前から39.0 ℃の発熱とともに口唇の発赤と全身の紅斑が出現した。その後、紅斑の上に水疱とびらんが急速に拡大した。背部の写真を別に示す。症状が改善した後に行う原因薬の検査法として適切なのはどれか。
41歳の女性。喘鳴と呼吸困難とを主訴に来院した。1年前から感冒に罹患すると咳が長引くことが多く、一度、市販の解熱薬を服用した際に呼吸困難で、自宅近くの診療所を受診したことがあった。2日前から咽頭痛、鼻汁および発熱が出現し、その後、咳嗽、呼吸困難および喘鳴も出現した。本日の午前1時ころから呼吸困難が著明となったため、午前2時に救急外来を受診した。25歳からアレルギー性鼻炎を指摘されている。喫煙歴と飲…
47歳の女性。後頸部のこり感と左手のしびれを主訴に来院した。1か月前から家事をする際に左示指と中指とにしびれを自覚するようになったという。20年前から関節リウマチで投薬を受けている。握力は右16kg、左14kg。両手にボタンホール変形を認める。左示指と中指とに軽度の感覚鈍麻を認める。下肢の筋力は徒手筋力テストで5である。腱反射に異常を認めない。歩行障害を認めない。入院治療については、次男の受験を控…
34歳の女性。労作時の息切れと易疲労感とを主訴に来院した。1か月前から、階段昇降時に息切れと疲労感とを自覚するようになった。その後、症状が続くため心配になって受診した。意識は清明。体温36.1℃。脈拍64/分、整。血圧110/76mmHg。呼吸数16/分。SpO2 97%(room…
11歳の男児。下腿の皮疹を主訴に母親に連れられて来院した。 日前から下腿に皮疹が出現し、昨日から腹痛および膝関節痛を訴えている。体重 37 kg。体温36.5 ℃。脈拍 80/分、整。呼吸数…
34 歳の女性。労作時の息切れと動悸とを主訴に来院した。2か月前から症状が出現していたが、次第に呼吸苦が強くなってきたため受診した。体温 37.8 ℃。脈拍 108/分、整。右上肢血圧 130/50 mmHg、左上肢血圧 86/42 mmHg。左頸部から左鎖骨上窩にかけて血管雑音を聴取する。胸骨左縁第3肋間を最強点とするⅢ/Ⅵの拡張期雑音を聴取する。胸部エックス線写真で心胸郭比 58…
5歳の男児。顔面と手背の紅斑を主訴に父親に連れられて来院した。1か月前の運動会後に顔面に皮疹が出現して以来、改善しないため受診した。頰部から鼻根部を中心にびまん性紅斑を認める。手背では近位指節間関節、遠位指節間関節、中手指節関節を中心に米粒大の鱗屑を伴う扁平隆起性丘疹の集簇を認める。四肢近位筋に把握痛を認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球 441万、Hb 13.0…
43歳の男性。腰背部、両肘および両膝の皮疹を主訴に来院した。5年前に発症し、次第に範囲が拡大するため受診した。同部位に鱗屑を伴う境界明瞭な地図状紅斑を認める。両手示指、中指および環指の遠位指節間関節の腫脹を認める。真菌直接鏡検は陰性であった。腰背部の写真を別に示す。 この患者でみられるのはどれか。
55歳の女性。右膝関節痛を主訴に来院した。5年前関節リウマチを発症し、最近は抗 IL-6 受容体抗体の投与により、関節リウマチのコントロールは良好であった。数日前から右膝関節痛が生じたため受診した。体温 37.0 ℃。右膝に発赤、腫脹および熱感を認めるが、他の関節には腫脹、圧痛を認めない。血液所見:赤血球 380 万、Hb 10.1 g/dL、Ht 31 %、白血球 9,800 (桿状核球 16…
27歳の女性。発熱と顔面の紅斑との精密検査のため4日前から入院中である。3か月前から手指の関節痛を自覚していた。1か月前から顔面の紅斑と 37 ℃台の発熱も出現したため受診した。来院時、意識は清明。体温37.5 ℃。脈拍 84/分、整。血圧106/72…
47 歳の男性。両手指のチアノーゼを主訴に来院した。3年前から冬に外出すると両手の指先や耳介が白くなり、しびれを感じるようになった。これらは帰宅して温まると消失した。この冬、寒冷地に転勤になり、室外で引っ越し作業中に両手指のしびれの出現とともに指先の色が青黒く変色したため受診した。脈拍 80/分、整。血圧 132/80…
68歳の男性。上前胸部痛を主訴に来院した。2年前から両手掌に皮疹が繰り返し出現していた。1年前から上前胸部痛を自覚していたという。1か月前から上前胸部の疼痛が増悪したため受診した。両手掌に膿疱性皮疹を多数認める。両側の近位指節間関節の腫脹と圧痛を認める。両側胸鎖関節の骨性肥厚と熱感および圧痛を認める。この患者の胸部エックス線写真を別に示す。関節病変の原因として最も考えられるのはどれか。
35 歳の女性。血痰と発熱とを主訴に来院した。約2週間前から咳嗽と発熱とが出現し、昨日から血痰と呼吸困難とを自覚するようになった。6年前から甲状腺機能亢進症でプロピルチオウラシルを内服している。体温 38.3 ℃。脈拍 104/分、整。血圧 128/72 mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 93 %(room air)。眼瞼結膜は貧血様である。背部 に fine crackles…
11歳の男児。運動後の呼吸困難を主訴に救急車で搬入された。給食後、午後1時間目の体育で持久走中に症状が出現してきた。給食の主なメニューは、パン、エビグラタン、オニオンサラダ、キウイフルーツだった。気管支喘息の既往はあるが、現在常用薬はなく、最近1年間、発作はなかったという。その他既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。心拍数90/分。血圧96/62mmHg。呼吸数24/分。胸部聴診上、喘鳴を聴取…
強皮症でみられるのはどれか。2つ選べ。
2歳の男児。発熱と左膝痛とを主訴に母親に連れられて来院した。2週間前から弛張熱、跛行および下腿の皮疹がみられるようになった。1週間前から左膝を痛がるようになった。抗菌薬を内服しても解熱しないため受診した。身長 84.2 cm、体 重 10.3 kg。体温 38.5 ℃。脈拍 168/分、整。血圧 126/62…
45歳の女性。労作時の呼吸困難を主訴に来院した。35歳ころから気管支喘息のため自宅近くの医療機関に通院していた。3か月前から咳嗽の増悪を認め、1か月前から発熱、両肩関節痛、下肢のしびれ及び労作時の呼吸困難を認めるようになった。症状が増悪するため受診した。体温38.3℃、脈拍120/分、整。血圧132/86mmHg。心音に異常を認めない。両側の胸部でwheezesを聴取する。両肩関節の圧痛を認める。…
83歳の男性。咳嗽と喀痰とを主訴に来院した。約1か月前に咳嗽と喀痰が出現し、1週間前には血痰も出現したため受診した。体温 36.5 ℃。脈拍 84/分、整。 血圧 140/76 mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 92 %(room air)。心音に異常を認めない が、呼吸音は右背下部に crackles を聴取する。神経学的所見に異常を認めない。…
38 歳の女性。発熱と鼻汁を主訴に来院した。3年前に多発関節痛を主訴に総合病院を受診したところ関節リウマチと診断され、メトトレキサートによる治療が開始された。半年前から関節痛が増悪したため、抗 TNF-α 抗体の自己注射が開始され、症状の改善を認めた。昨夜から鼻汁が出現し、今朝から 38 ℃台の発熱が出現したため受診した。本日、抗 TNF-α 抗体を自己注射する予定だったという。体温38.8…
関節リウマチの治療標的となるサイトカインはどれか。2つ選べ。
45歳の女性。関節痛の増悪を主訴に来院した。5年前に両手指関節、両手関節および両肘関節の痛みが出現した。関節リウマチと診断され、サラゾスルファピリ…
33 歳の女性。高熱と多関節痛を主訴に来院した。4週前から両膝関節痛、3週前から発熱と咽頭痛が出現した。自宅近くの診療所を受診し経口抗菌薬を処方されたが改善しなかった。週に3日は 39 ℃を超える発熱があり、発熱時には四肢内側や体幹皮膚に淡い約5mm の小紅斑が出現したという。身長 154 cm、体重 50 kg。体温 39.6 ℃。脈拍 100/分、整。血圧 104/64…
42歳の女性。関節痛を主訴に来院した。1年ほど前から眼の乾燥感を自覚していた。自宅近くの眼科を受診し、ドライアイと診断され点眼薬の処方を受けている。3か月前から手のこわばりと両側手指の関節術を自覚し、症状が改善しないため受診した。体温36.5℃。脈拍72/分、整。血圧…
54歳の男性。頭痛と視力低下とを主訴に来院した。2年前の冬にRaynaud現象 が出現し、1年前に指先に潰瘍が出現したため皮膚科を受診し、全身性強皮症の診断を受けた。仕事が忙しくて半年間病院を受診していなかったが、頭痛と急な視力低下が出現したため来院した。脈拍 92/分、整。血圧 218/120 mmHg。四肢に皮膚硬化を認める。尿所見:蛋白1+、潜血+。血液所見:赤血球 250 万、Hb 7.5…
34歳の女性。昨年受けた人間ドックで「リウマチの反応が出ている」と言われたが、自覚症状がなかったため精密検査は受けていなかった。近々結婚の予定で挙児を希望しているため、人間ドックでの指摘事項が気になり来院した。現在はドライアイのため眼科で点眼薬による治療を受けている。また、う歯のために頻繁に歯科を受診している。舌の写真を示す。診断に有用な自己抗体はどれか。
57歳の女性。半年前から続く左難聴と左耳閉感とを主訴に来院した。発症初期に38 ℃前後の発熱が続き3kgの体重減少があった。1か月前に自宅近くの診療所で抗菌薬投与と左鼓膜穿刺とを施行されるも症状は変わらなかった。拍動性の耳鳴はない。血液所見:赤血球410万、Hb 11.8g/dL、Ht…
42 歳の女性。倦怠感と関節痛を主訴に来院した。現病歴 : 半年前に全身の倦怠感と両手首の痛みを自覚した。その後、両肘にも痛みが出現し、物を握りにくくなったという。発熱や咽頭痛、咳、痰、体重減少、発熱および寝汗はない。既往歴 : 高血圧症で診療所に通院中。生活歴 : 喫煙歴と飲酒歴はない。夫と 10 歳の息子との3人暮らし。仕事は病院事務をしている。家族歴 :…
45 歳の男性。喀痰を主訴に来院した。1年前から茶褐色の細長い粘稠な痰をしばしば喀出するようになった。小児期から喘息で治療中である。胸部エックス線写真の正面像と側面像及び肺野条件の胸部CTを別に示す。 この疾患について誤っているのはどれか。
70歳の男性。下腿の皮疹を主訴に来院した。約3週間前に両下腿に皮疹が出現し、一過性に両膝関節痛と腹部の疝痛があった。数日前から皮疹が増悪したため受診した。身長 168 cm、体重57 kg。体温36.8 ℃。脈拍84/分、整。血圧150/82 mmHg。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両下腿に皮疹を認める。両側の足背に軽度の浮腫を認める。尿所見:蛋白1+、潜血3+、沈渣に赤血球多数/1…
54歳の女性。咳嗽と喀痰を主訴に来院した。喀痰は白色であり、発熱はなかった。自宅近くの診療所を受診し、胸部エックス線写真で異常陰影を指摘され、細菌性肺炎として抗菌薬の投与を受けたが陰影は増強したため紹介され受診した。3か月前にも胸部エックス線写真で異常陰影を指摘されたが、症状が軽かったため経過観察したところ自然軽快したエピソードがあった。気管支鏡検査を施行し、気管支肺胞洗浄液中の好酸球は37%で、…
18歳の女子。くしゃみと鼻汁とを主訴に来院した。幼少時から一年中くしゃみと水様性鼻汁があり、特に起床直後に症状が強い。血清特異的 IgE 検査でヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニのスコアが高値を示した。根治的な治療を希望して受診した。根治が期待できる治療法はどれか。
14歳の男子。1か月前からの両眼の掻痒感と1週前からの左眼視力低下を主訴に来院した。矯正視力は右1.0、左0.4。左上眼瞼を翻転した写真を別に示す。診断はどれか。
25歳の女性。発熱と関節痛とを主訴に来院した。3週前から38℃台の発熱があった。自宅近くの診療所を受診しセフェム系抗菌薬を処方され服用したが、症状が改善しないため紹介されて受診した。身長147cm、体重52kg。体温37.7℃。脈拍112/分、整。血圧120/70mmHg。頬部に紅斑を認める。胸部に異常を認めない。下腿に軽度の浮腫を認める。尿所見:蛋白3+、潜血2+、沈渣に赤血球10~29個/1視…
25歳の男性。水様性鼻汁と眼の痒みとを主訴に来院した。2月中旬から水様性鼻汁、くしゃみ及び眼の痒みが出現するようになり、3月上旬から症状が増悪したため受診した。3年前から同様の症状を2月中旬から4月にかけて認めていた。症状は外出時に増悪する。体温36.5℃。眼球結膜の充血を認める。咽頭に発赤を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。 この患者の病態として正しいのはどれか。
45歳の男性。歩行困難を主訴に来院した。2週間前の起床時に右足背に痛みを自覚し、その後、右足関節の背屈が困難になった。5日前から左手の示指と中指に痛みを伴うびりびり感が出現し、昨日から左足関節の背屈も難しくなったため受診し、入院となった。意識は清明。身長 180 cm、体重 72 kg。体温 37.8 ℃。脈拍 92/分、整。血圧 150/72 mmHg。呼吸数…
49歳の女性。右眼の霧視と飛蚊症とを主訴に来院した。3か月前に左下腿に硬結を伴う直径約3cm の紅斑が出現した。1週間前からは右眼の霧視と飛蚊症とが出現し、次第に増悪してきたため受診した。矯正視力は右 0.6、左 1.2。眼圧は右15 mmHg、左 16 mmHg。眼底検査で右眼に雪玉状の硝子体混濁を認める。右前眼部写真を別に示す。診断に有用な検査はどれか。
42歳の女性。自宅近くの歯科診療所で歯科金属のアレルギーを疑われ、検査を勧められて来院した。ネックレスとピアスで皮膚症状を生じたことがある。実施した皮膚検査の写真を別に示す。この検査で判定するアレルギー型はどれか。
58歳の男性。筋力低下と嚥下困難とを主訴に来院した。現病歴:1か月前から階段を昇るときに手すりが必要になった。週間前から固形物を飲み込むのが難しくなり、昨日、洋式トイレで妻の助けがないと立ち上がることができなかったため受診した。
16歳の男子。呼吸困難のため救急車で搬入された。本日、昼食にパンを食べた後、体育の授業で長距離走をしている最中に全身の痒み、蕁麻疹と呼吸困難が出現したため、養護教諭が救急車を要請した。学校の部活動でサッカーをしているが、 練習中や試合中に同様の症状を呈したことはない。また昼食で食べたパンはこれま でにも頻繁に食べているが、同様の症状を呈したことはない。意識は清明。心拍数 102/分、整。血圧…
28歳の女性。妊娠に関する相談のため来院した。3年前から全身性エリテマトーデスで自宅近くの医療機関に通院しており、副腎皮質ステロイドの内服で、病状は1年以上前から安定している。近い将来、妊娠を希望しており相談のため紹介されて受診した。体温 36.5 ℃。脈拍 68/分、整。血圧 108/62…
68歳の女性。全身倦怠感、皮疹および四肢の脱力を主訴に来院した。 3か月前から露光部皮膚に紅斑が出現した。3週間前から全身倦怠感が出現し、起床、起立および上肢挙上に困難を感じるようになった。1週間前から全身に皮疹が拡大し、食思不振も出現したため受診した。体温 37.3 ℃。脈拍 92/分、整。血圧 122/88 mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 98 % (room…
40 歳の男性。発熱、右膝関節痛、左股関節痛および左足関節痛を主訴に来院した。4日前から左股関節痛が出現し、2日前には右膝関節痛と左足関節痛が出現した。関節痛は徐々に増悪し、立っていることができなくなったため受診した。2週間前に異性と性交渉をもったという。体温 38.1 ℃。脈拍 80/分、整。血圧…
65歳の女性。繰り返す発熱、咳嗽および呼吸困難のため入院中である。10日前に発熱、咳嗽および呼吸困難のため来院した。胸部エックス線写真で全肺野に陰影が認められたため、ニューキノロン系薬を処方された。治療開始後1週間経過したが症状が増悪したため入院となった。入院後、血液培養や喀痰培養から原因菌は検出されなかった。ペニシリン系抗菌薬を投与され5日後には症状および胸部エックス線写真の所見が改善したため退…
72 歳の女性。発熱と歩行障害とを主訴に来院した。1か月前から 38 ℃を超える発熱が持続し、抗菌薬を内服しても軽快しなかった。体重が3か月で4kg 減少した。週間前から左手の小指がジンジンするようになり、1週間前から右足趾にも同様の症状が出現するとともに右足が下垂してきたため受診した。意識は清明。身長 148 cm、体重 38 kg。体温 37.7 ℃。脈拍 96/分、整。血圧 138/84…
35歳の男性。アジ、イカなどの刺身を食べた後に出現した上腹部痛を主訴に来院した。生来健康である。意識は清明。身長 170 cm、体重 66 kg。体温 36.1 ℃。 脈拍 64/分、整。血圧 118/78 mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。…
29歳の女性。発熱と左上肢の倦怠感とを主訴に来院した。2週間前から37℃台の発熱が続いていた。市販の感冒薬を内服していたが、改善しなかった。7日前から左上肢の倦怠感を自覚するようになった。3日前から発熱が 38 ℃台となったため受診した。体温 38.1 ℃。脈拍 88/分、整。血圧:右上肢 92/46 mmHg、左上肢64/34 mmHg。呼吸数…
28歳の女性。発熱、手指の関節痛および皮疹を主訴に来院した。2か月前から両手指の関節痛を自覚し、2週間前から頰部に円板状の皮疹が出現するようになったため受診した。体温 38.3 ℃。脈拍 84/分、整。血圧 120/80 mmHg。呼吸数 18/分。両手関節の腫脹と圧痛とを認める。尿所見:蛋白(-) 、潜血(-) 。血液所 見:Hb 11.1 g/dL、白血球 3,000(好中球 70…
45歳の女性。息切れを主訴に来院した。6か月前に Raynaud 現象と両手のこわばりが出現した。2か月前から労作時の息切れを自覚していたが、1週間前から増悪したため受診した。意識は清明。体温 36.5 ℃。脈拍 80/分、整。血圧 130/80 mmHg。呼吸数 22/分。SpO2 95 %(room…
25 歳の女性。関節痛を主訴に来院した。1年前から両側の手関節と中手指節関節の腫脹と疼痛とを自覚するようになった。市販の消炎鎮痛薬と貼付剤とで様子をみていたが、3か月前から関節痛が増悪し、1か月前からは家事をすることが困難となったため受診した。挙児希望はない。両側手関節および両側示指と中指の中手指節関節に腫脹と圧痛とを認める。皮疹は認めない。血液所見:赤血球 430 万、Hb 12.5…
8歳の女児。著しい掻痒を伴う皮疹を主訴に来院した。背部の所見を別に示す。同様の皮疹が背部以外にも顔面、腹部、肘窩、膝窩など全身に認められる。白血球8,600(好酸球12%)。IgE 2,800IU/mL(基準250以下)。抗原特異的IgEはハウスダスト、スギ花粉等吸入性抗原に強陽性を示すが、食物抗原は陰性であった。 注意すべき合併症はどれか。
55歳の男性。腰背部痛を主訴に来院した。30歳ころから腰背部痛をしばしば自覚していた。3か月前から腰背部痛が増悪し、両側肘関節および膝関節痛も出現したため受診した。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛を認めない。両側肘関節、両側膝関節、両側臀部および両側アキレス腱付着部に圧痛を認める。血液所見:赤血球 446 万、Hb…
63歳の男性。上行結腸癌の経過観察と腹部造影CT検査のため来院した。 現病歴:1年前に上行結腸癌に対して右半結腸切除術を受けている。術後の経過観察のため来院し、外来診察、採血検査および腹部造影CT検査を受けた。 既往歴:高血圧症に対し内服治療中。薬物アレルギーはない。 生活歴:酒店経営。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 家族歴:父親は心筋梗塞で死亡。母親は膵癌で死亡。…
30歳の女性。発熱、全身倦怠感と悪心を主訴に来院した。15歳時に全身性エリテマトーデス<SLE>とループス腎炎(WHO 分類Ⅳ型)を発症し、数度の再燃を繰り返していた。3週間前の定期受診時には、症状、身体所見および検査上に異常を認めず、プレドニゾロン 5 mg/日、アザチオプリン 100…
52歳の男性。眼瞼と頸部の腫脹を主訴に来院した。1年前から両側眼瞼の腫脹に気付いていた。半年前から両側の顎下部の腫脹も自覚していた。最近、眼瞼の腫脹が増大傾向であり、また鼻閉も伴ったため受診した。体温 36.5 ℃。脈拍 64/分、整。血圧 110/76…
52 歳の男性。脱力を主訴に来院した。3か月前から、帰宅時に駅の階段を途中で休まずには昇れなくなったため受診した。血液検査で抗アセチルコリン受容体抗体が陽性であった。胸部エックス線写真及び胸部造影 CT を別に示す。この患者で検索すべき合併症はどれか。2つ選べ。
68歳の男性。鼻出血と咳嗽を主訴に来院した。2か月前から鼻閉と難聴を自覚した。3週間前から鼻出血が間欠的に持続し、咳嗽も出現してきたため受診した。意識は清明。体温37.8℃。脈拍84/分、整。血圧142/78mmHg。呼吸数22/分。SpO2 97%(room…
20歳の女性。発熱、関節痛および筋肉痛を主訴に来院した。1か月前に咽頭痛と頸部のリンパ節腫脹が出現した。自宅近くの診療所で総合感冒薬を処方されたがその後も、発熱、関節痛および筋肉痛が続くため受診した。体温は毎日39~40…
82歳の女性。筋肉痛を主訴に来院した。2週間前の朝に、急に頸部、肩甲部、 腰部、殿部および大腿部に筋肉痛とこわばりを自覚し、起き上がりが困難になり、症状が持続するため受診した。意識は清明。体温 37.8 ℃。脈拍 84/分、整。血圧 148/86 mmHg。尿所見:蛋白(-)、潜血(-)。赤沈 110 mm/1時間。血液所見: 赤血球 312 万、Hb 9.8 g/dL、Ht 30 %、白血球…
28歳の女性。左ふくらはぎの腫脹と疼痛を主訴に来院した。3日前から症状があったが痛みが増強してきたことに加え、労作時息切れも出現したため受診した。自然流産を3回繰り返している。家族歴に特記すべきことはない。脈拍 86/分、整。血圧120/78mmHg。呼吸数30/分。SpO₂ 91 % (room…
24 歳の女性。発熱と左下腿の浮腫とを主訴に来院した。1年前から海水浴やスキーに行った際に顔面の紅斑が出現した。1か月前から 37 ℃台の発熱と顔面紅斑が持続し、1週間前から左下腿の浮腫を自覚したため受診した。体温 37.5 ℃。脈拍 80/分、整。血圧 124/76 mmHg。呼吸数 12/分。SpO2 98 %(room…
36 歳の男性。右眼の充血と視力低下とを主訴に来院した。3年前から時々難治性の口内炎が出現していた。1年前からしばしば右眼の霧視が出現するようになったが2週間程度で回復するため気にしていなかった。3日前から霧視に加えて視力低下が出現したため受診した。視力は右 0.1(0.2× -2.5 D)、左 0.1(1.0×…
48歳の女性。手関節と手指の腫れを主訴に来院した。6か月前から両側の手首や手指の関節の痛みを自覚していた。市販の消炎鎮痛薬と貼付剤とで様子をみていたが改善しないため受診した。朝起きてから約1時間は手指を動かしにくい。身長155cm、体重45kg。体温36.5℃。脈拍72/分、整。血圧132/74mmHg。両手関節、両手示指の中手指節関節(MP関節)および近位指節間関節(PIP関節)に腫脹と圧痛とを…
45歳の男性。多発関節痛、皮疹および右眼の霧視を主訴に来院した。数年前から口腔内に有痛性の潰瘍が繰り返し出現した。1週前から多発関節痛と両側の下肢の皮疹とが出現した。3日前から右眼の霧視を自覚したため受診した。意識は清明。体温37.6℃。脈拍84/分、整。血圧128/82mmHg。右眼に結膜充血と前房蓄膿とを認める。両側の肩関節と膝関節とに圧痛を認める。陰嚢に潰瘍を認める。血液所見:赤血球452万…